番組が選んだ今週の「ウィークリーパーソン」は…(2012/11/16)
金曜日は、番組がその週で最も注目した人物にフォーカスする「ウィークリーパーソン」!
ジャンルを問わず、"感動"や"驚き"を与えた人物に注目します。
今週は、この4組をピックアップしました。
■2年ぶりの優勝で男泣き!日本ゴルフツアー史上最年少で
ツアー通算10勝目を記録した石川遼!
■国体で100メートル10秒19を記録!京都・洛南高校、桐生祥秀くん!
■台風の目となるか?新党「太陽の党」を結成した石原慎太郎!
■アウェーでオマーンに勝利し、ブラジルW杯へ王手をかけたサッカー日本代表!
facebookページでの皆さんの投票は、1位はサッカー日本代表、2位が石川遼となっていますが
今週、中西さんが注目したのは…
プロゴルファー・石川遼!
11月11日に行われた男子ゴルフツアー「三井住友VISA 太平洋マスターズ」で
石川遼が通算15アンダーで、2年ぶりの優勝を果たしました。
これでツアー10勝目。21歳1ヶ月での10勝到達は、歴代最年少記録となります。
「最年少記録」と言っても、この優勝は決して楽なものではありませんでした。
石川選手は単独首位からスタートし、一時は2位に4打差をつけたものの、終盤に失速。
16番、17番と連続ボギーで、同じ組で回っていた2位の松村道央選手に1打差まで迫られました。
そして、プレッシャーのかかる最終18番パー5。松村選手は手堅くピン左に2オンでイーグルチャンス。
石川遼選手はここでピンを狙いに行きました。中西さんも「石川選手の良いところは
“リスクを怖がらない”というところだったと思いますが、色々な戦いをした中で
“怖さ”を知ったんでしょうね。最近、彼らしい“思い切りの良さ”が若干影を潜めていたように
思うんですが、やはり終盤追い込まれたところで彼らしいショットの選択がでましたね。」
とおっしゃっているように、ここで彼らしいショットが出て、2年ぶりとなるツアー優勝を果たしました。
石川選手自身も「あの2打目で優勝が僕に傾いてくれた。あそこが勝負の分かれ目だった。」とコメントしています。
石川選手は2年前の同大会で優勝して以来、久々の勝利となるわけですが
今年はマスターズ・全米オープン・全英オープンといずれも予選落ちで
石川選手にとって厳しいシーズンだったと思いますが、今回の優勝でふっきれる部分も
あるのでは、と中西さんはおっしゃっていました。
また石川選手は、試合終了後の記者会見でこんなエピソードを披露していました。
「この春婚約した彼女に、これまでずっとウィニングボールを上げてきました。
でも寂しい話で、その彼女に“最近はボールくれないね”と言われていました。」
今回の優勝は石川選手にとっても、彼女にとっても非常に大きな意味を持つ優勝となったでしょう。
中西さんは「彼がインタビュアーに“この2年間はいかがでしたか?”と聞かれたときに
“いや、全然辛くなかったですよ。”と強がりを言いながらも、大粒の涙を流したんです。
その涙を見たときに、彼はこの2年間、本当に大変な思いをしてきたんだなぁ、と思いました。
スポーツ選手は一度成功しても、さらに上の頂点を目指すための新たな試練があると思うんですが、
石川選手はその試練を乗り越えたということで、今シーズンの残り試合
そして来シーズン、さらに飛躍して欲しいと思いますね。」とエールを送っていらっしゃいました。
今週の「ウィークリーパーソン」は、プロゴルファーの石川遼選手に注目しました。