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番組が選んだ今週の「ウィークリーパーソン」は…(2012/8/3)

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金曜日は、番組がその週で最も注目した人物にフォーカスする
「ウィークリーパーソン」!
ジャンルを問わず、"感動"や"驚き"を与えた人物に注目します。


今週、番組が注目したのは、この4組です。
■ロンドンオリンピック、日本代表に初の金メダルをもたらした、
女子柔道57キロ級・松本薫
■28年ぶりに個人総合金メダルに輝いた、男子体操・日本のエース、内村航平
■13奪三振の好投でメジャー先発初勝利を挙げた、シアトルマリナーズ、岩隈久志
■「こんなに幸せなことない!」元気な男の子を出産した、Puffyの吉村由美



facebookページでの皆さんの投票ではダントツで内村航平となっていますが、
今週、中西さんが注目したのもこちら!


男子体操・日本のエース、内村航平

《内村航平 インタビューコメント》
『表彰台に上ったときは、夢かと思いました。今日の試合もどうなるか分からなかったが、
チームのためにも国民の皆様のためにも、強い気持ちで挑まなければと思っていました。
それが演技に出てよかったなと思います。』




ロンドンオリンピックの男子体操、個人総合で見事優勝した内村航平選手。
出場選手24人中、ただ1人、全6種目で15点以上をマークする圧倒的な強さを見せて、
自身初のオリンピック金メダルに輝きました。
あれだけ強い選手でも、「夢かと思った」というくらいですからね…。それだけ難しいんですよね。
個人総合の日本選手の金メダルは84年ロサンゼルスの具志堅孝司さん以来、28年ぶりのことです。
しかも、内村選手は「同じ種目で世界選手権とオリンピックを制した初の日本人選手」にもなっています。




その内村選手ですが、期待されてロンドンに入ってからはじめは、なかなか調子が出ませんでした。
団体では、鉄棒とあん馬で落下。なんとか、銀メダルを手にしたんですが、内村らしからぬ内容でしたね。
そんな中で迎えた個人総合。
実はこのとき、内村選手はこんな葛藤があったんだそうです。




この日、代表の森泉貴博コーチから、「平行棒と鉄棒の技の難度を落とそう」と、
内村選手はアドバイスを受けていました。最初は「そんなの自分らしくない」と迷ったそうです。
ただ、このとき同じ部屋には、団体戦の跳馬で骨折した親友の山室選手の姿がありました。
森泉コーチに、「金メダルを山室に持って帰ろう」と言われ、自分らしさを捨ててでも、
金メダルを獲りに行こうと決意し、競技に挑みました。
団体のときに失敗した鉄棒での技を抜いて、着地をしっかり決めて、跳馬では完璧な着地で、16点台。
すばらしい演技でしたね。
最後の床の演技が終わったあと、金メダルを確信した穏やかな表情がとても印象的でした。
普段はクールであまり笑顔を見せない内村選手ですが、表彰台で首に掛けられた金メダルを何度も見つめ返す姿は、まるで無邪気な少年のようでしたね。
こうして北京での雪辱を果たし、念願の金メダルを手にした内村選手はこんな言葉を残しています。



『やっとこれで、内村航平を証明できたと思う』




内村航平選手、本当に大きなプレッシャーがあったと思います。金メダルは当然という空気もありましたし。
本人もナーバスになったときもあったと思いますが、最終的には注文どおりの金メダルということで。
本当に素晴らしい演技だったと思います。
今回、日本選手団は金を獲るために本当に苦労していると思いますが、内村選手のように「日本の美しい体操を体現したい」という選手がいることは、我々にとっても嬉しいことです。
本当におめでとうございます!



今週の「ウィークリーパーソン」は、ロンドンオリンピック男子体操、個人総合で金メダルを獲得した、
内村航平選手に注目しました。