番組が選んだ今週の「ウィークリーパーソン」は…(2012/1/13)
金曜日は、番組がその週で最も注目した人物にフォーカスする「ウィークリーパーソン」!
ジャンルを問わず、"感動"や"驚き"を与えた人物に注目します。
今週は、この4組をピックアップしました。
■テニス4大大会のひとつ、全豪オープンで日本人初のシード獲得…錦織圭!
■プラティニ以来の快挙!3年連続FIFAバロンドールを受賞したバルセロナのメッシ!
■FIFAバロンドール、女子年間最優秀選手賞を受賞した澤穂希主将と、
女子年間最優秀監督賞を受賞した佐々木則夫監督!
■大逆転で高校サッカーの頂点に立った市立船橋高校!
Facebookページの皆さんの投票では、ダントツで澤主将と佐々木監督となっていますが、
中西哲生が今週注目したのは…
なでしこジャパン、佐々木則夫監督と澤穂希主将です!
昨日、日本サッカー協会の理事会がありまして、僕も理事なので出席したんですが、
最優秀監督賞、最優秀選手賞、フェアプレー賞のトロフィー3つを
実際、僕も目の前で見て、触らせていただきました。
澤さんが重い重いと言っていたので、何キロぐらいあるのかな?と量ってみたら、
6キロ以上あったそうで…。
僕も持ってみたらものすごく重くて!やっぱり重みを感じますね。
このトロフィーですが、展示されます。
来週17日(火)から29日(日)まで、日本サッカー協会のある日本サッカーミュージアムで見られますので、
詳しくは、日本サッカー協会のホームページをご覧ください。
佐々木監督は会見で、
「わたしの賞は、なでしこジャパンの選手、スタッフ、関係者が一丸となってもらった賞です。
女子サッカーを支援してくれた人、30年の歴史の積み重ねです。
女子サッカーはまだまだこれからです。
皆さんに支援いただいて、これを糧に邁進していきたいと思います。」
…と語っています。
日本女子代表チームが初めて結成されたのは1981年なので、今からちょうど30年前。
30年の節目の年にこういうことになって、関係者一同は喜んでいると思います。
今まで女子サッカーは、“マイナースポーツ”として見られていました。
特に、取り巻く環境において、非常に厳しかったんですが、
W杯優勝で、「なでしこリーグ」の観客動員も増えましたし、
何よりテレビ中継も増えて、さらに視聴率はドル箱!
昨年は男子の視聴率を上回ることもありましたからね。
ここまでくると、何が現実味を帯びてくるのかというと…W杯の「日本開催」です!
1991年以降、これまで中国と米国が2度ずつ、スウェーデンとドイツで1度ずつ開催。
次のカナダ大会が2015年、2019年は日本でラグビーのW杯があるので、
23年あたりに女子のW杯が日本で開催される可能性もあると思います!
女子サッカーのこれからの課題は、中学年代の強化なんですよね。
小学年代は、男子と一緒にプレーして大会に出場している時もあるんですが
中学になると受け皿が少ないんですよね。
高校と大学では比較的、女子のサッカー部が増えてきたので、サッカーをする機会も多いんですが、
小学校で育ってきたダイヤモンドを、中学年代にどうやって磨くかというのが、
大きな課題になっています。
そのあたりは、日本サッカー協会の小倉会長も真剣に考えていますし、
澤選手自身が、中学年代をより強化したいとコメントしています。
とにかく、日本女子代表がさらにさらに良くなるためには、
中学年代の強化を、今後しっかりしていかなければいけないところです。