番組が選んだ今週の「ウィークリーパーソン」は…(2011/12/9)
金曜日は、番組がその週で最も注目した人物にフォーカスする「ウィークリーパーソン」!
ジャンルを問わず、"感動"や"驚き"を与えた人物に注目します。
今週は、この4組をピックアップしました。
■史上初!J1復帰1年目での優勝を決めた…柏レイソル!
■冬の福岡を激走!オリンピックを目指す市民ランナー…川内優輝!
■スキャンダルを乗り越え2年ぶりの優勝!…タイガー・ウッズ!
■新球団・横浜DeNAベイスターズ監督就任が内定した絶好調男…中畑清!
Facebookページの皆さんの投票では、1位が川内、僅差で柏レイソルとなっていますが、
中西哲生が今週注目したのは…
川内優輝!
12月4日に行われたロンドンオリンピックの選考会を兼ねた「福岡国際マラソン」で、
日本人トップの3位でゴールしたのが、この川内優輝です。
36キロ過ぎに日本人の先頭集団に追いつくと、40キロ過ぎで、
一度は抜かれた実業団の今井正人を突き放して、2時間9分57秒でゴールしました。
川内さんはご存じの通り、埼玉県の定時制高校に勤める公務員なんですよね。
実業団の選手たちと違って、毎日仕事をこなしながら、マラソンランナーとしての練習を続けています。
この「福岡国際マラソン」の翌日は公休を取ってましたよね。
その翌日、火曜日に職場に行ったところ、上司に「よく頑張ったな」と言われたところで、
「昨日は公休を頂きまして、ありがとうございました!」
ああいうところがまた好感が持てるというか、素敵ですよね。
彼を一躍有名にしたのが、今年2月に行われた「東京マラソン」です。
この時も、日本人トップの3位でゴールしています。
この時のタイムが2時間8分37秒。
苦戦が続く日本の男子マラソン界で、2時間8分台の記録をマークしたのは、
2008年「びわ湖毎日マラソン」以来のことです。
すごいですよねぇ!毎日、練習3時間ぐらいしかできないということですが。
今回の「福岡国際マラソン」でも、いったん先頭集団から落ちたんですよ。
落ちて、また日本人の先頭集団に追いついて抜くという、
あの驚異の粘り、そして、がむしゃらな姿!
特に、ゴールした後の倒れ込む姿に、みなさん共感されているんじゃないかと思います。
常に全力を出し切る、あの感覚というのは、我々にとっても清々しいものがあります。
今や、日本男子マラソン界の救世主とも言われている川内さんですが、
来年2月「東京マラソン」への参加を表明しました。
「今度の東京では自己ベスト、2時間8分37秒を更新したい」
そして、力強くこう付け加えました。
「ロンドンに行きたい!」