番組が選んだ今週の「ウィークリーパーソン」は…(2011/9/23)
金曜日は、ジャンルを問わず、感動や"驚き"を与えた人物に注目する
「ウィークリーパーソン」!
今週は、この4人をピックアップしました。
■フル代表に続き、U−22でも活躍!五輪予選のマレーシア戦を勝利に導いた、
C大阪・清武弘嗣
■メジャー新記録の602セーブを達成!ヤンキースの守護神、マリアノ・リベラ
■第2回AKB48じゃんけん大会で優勝した強運の持ち主、篠田麻里子
■退場者続出の試合でゴールキーパーを務めた、ウォルフスブルク・長谷部誠
今週、中西哲生さんが注目したのは…
ヤンキースの守護神、マリアノ・リベラ!
僅差でヤンキースがリードした9回のマウンド、
メタリカの「エンターサンドマン」に乗って登場するのが、ヤンキース一筋17年のクローザー、マリアノ・リベラです。
21日、ヤンキースは3年連続でプレーオフ進出を決めています。
この快進撃の立役者はなんと言っても、マリアノ・リベラです。
ニューヨーク・ヤンキースの守護神として、常にチームを引っ張ってきたそんな彼に、
19日、またひとつ勲章が生まれました。
ホームのヤンキースタジアムで行われたツインズ戦で、今季43セーブを挙げましたが、
これが通算602セーブ目となり、元パドレスのトレバー・ホフマンを抜いて、歴代最多記録を更新しました。
史上最強のクローザーと呼ばれる男が、名実共にメジャーの頂点に立ちました。
リベラは、パナマの貧しい漁村で生まれ、プロ入りも20歳と遅め。
それでも、高い身体能力とハングリー精神で、ルーキー時代から頭角を現し、
95年のデビューから17年間ヤンキース一筋。
伝家の宝刀“カットボール”を武器に、アメリカンドリームを実現してきました。
リベラの凄さは、やはり、高速カットボール。
時速152キロのスピードボールが、手元で8インチ(20.3cm)は落ちると言われ、
これがメジャーの強打者を翻弄してきました。
その威力は、「バットをへし折る殿堂ノコギリ」とさえ言われるほどです。
しかも、コントロールも抜群。4つのコーナー全てに投げ分け、真ん中に投げることはほとんど無いそうです。
史上最多のセーブ王になったこの日、リベラは3つの息子を記者会見に同席させて、
笑顔で喜びをかみ締めていましたが、こんな言葉で会見を締めくくりました。
「何度も言ってきたけど、これからも同じことを何度も言うよ。
セーブは、自分自身のものじゃない。セーブの機会で投げさせてくれるチームメイトたちのおかげなんだ」