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番組が選んだ今週の「ウィークリーパーソン」は…(2011/9/16)

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金曜日は、ジャンルを問わず、感動や"驚き"を与えた人物に注目する
「ウィークリーパーソン」!
今週は、この4人をピックアップしました。


■テニスの全米オープンを制し、四大大会3冠目!ノバク・ジョコビッチ
■同じく全米オープン女子で初グランドスラムを達成した、サマンサ・ストーサー
■有終の美の飾れるか!?退任を表明した、日本ハムの梨田昌孝監督
■震災から半年の9月11日、共に勝利を挙げた、プロ野球・東北楽天イーグルスとベガルタ仙台


Facebookの皆さんの投票では、1位が梨田監督と2位が楽天とベガルタ仙台となっていますが、
今週、中西哲生さんが注目したのは…


男子テニスの新王者、ノバク・ジョコビッチ

ノバク・ジョコビッチは、12日、テニスの4大大会最終戦となる「全米オープン男子シングルス」決勝で、
昨年の覇者、ラファエル・ナダルを下して、この大会初優勝を決めました。
この優勝で、今季、全豪オープン、ウィンブルドンに続く、3つ目の4大大会優勝となりました。
同じシーズン中に、四大大会で3度の優勝は、史上6人目の快挙です。


ノバク・ジョコビッチは、1987年セルビア・モンテネグロ生まれ。4歳からテニスを始めました。
しかし、その頃から故郷は内戦の連続で、多くの人々は、戦火から離れるため、家を捨てて国外に逃れて行きましたが、
その中でも、彼は必死にテニスを続けて、住んでいたベオグラードの街が、NATO連合軍の空爆にあった時は、
テニス道具をバッグに詰め込んで、地下壕に避難する日々でした。
そんな困難の中出もテニスを続け、16歳でプロデビュー。
恵まれた身体能力と動体視力を生かし、才能を開花させました。


2007年20歳の頃には、世界ランキング3位にランクインされていましたが、この頃の男子プロテニス界は、
フェエラーとナダルの全盛期。4大大会では、ことごとく2人の前で涙を飲んでいます。
ジョコビッチ最大のテーマは、“二人を倒すこと”という風になりました。


そして今シーズンは、ウィンブルドンでナダルを破って初優勝!今回もナダルに勝って優勝したんですが、
今シーズン、ナダルに対して、6勝0敗。


ジョコビッチの凄さを中西哲生さんが語ってくれました。
「ジョコビッチのどういったところが凄いかと言いますと、『拾える』。
ナダルの何度か決まったかと思われるウイニングショットを何度も拾っていましたね。
ナダルも最終的にはどこに打っていいか分からないみたいな。
かなり良いショットを返されて、本当に彼のリターンは世界の中でトップクラスか、完全にトップにいってますね。
ちなみに、フェデラーとも今シーズン4勝1敗ということで、この2強に対して、10勝1敗。
まさに新しい王者と呼ぶにふさわしい活躍です。来シーズンは、グランドスラムを期待される選手でしょう。」