番組が選んだ今週の「ウィークリーパーソン」は…(2011/6/3)
金曜日は、ジャンルを問わず、感動や"驚き"を与えた人物に注目する
「ウィークリーパーソン」!
今週は、この4人をピックアップしました。
■オーストラリアとの国際親善試合で2ゴール1アシストの活躍、U−22日本代表・
名古屋グランパス、永井謙佑
■世界のキタノに続き、フランスの芸術文化勲章、「コマンドール」受賞へ!ファッションデザイナー、山本耀司
■冴えわたるピッチングで7連勝!35イニング無失点!!日本ハムのエース、ダルビッシュ有
■デビュー14年目、7度目の挑戦でついにダービージョッキーになりました!オルフェーブルの主戦ジョッキー、池添謙一
Facebookページの皆さんの投票では、ダルビッシュ有さんがトップで、次に永井謙佑選手、
その後ろに山本耀司さんと池添謙一騎手が並んでいるんですが…
今週、中西哲生さんが注目したのは、この方です!
ダービージョッキー・池添謙一騎手
先日の日曜日、土砂降りの雨の中行われた競馬のクラシックレース、日本ダービー。
このレースは、毎年6月にデビュー戦が始まる、すべての競走馬が目指す頂点のレースです。
当然、生産者や馬主・調教師・騎手にとっても特別なレースで、
「競馬の一年はダービーを中心に回っている」と言われるほど。
その競馬界最高峰のレースを、オルフェーブルと勝利したのが、池添謙一騎手です。
父が調教師という競馬一家に生まれた池添謙一騎手は、1988年にデビュー。
新人騎手の最多勝を受賞するなど、早くから才能を発揮していました。
今年の1月に通算700勝を達成。G1レースも今回のダービーで13勝目ですが、
ただ、「強い馬に巡り会って」という訳ではありません。
スイーブトウショウ、デュランダル、トールポピー…コンビを組んだG1馬は、揃って気象の悪い馬ばかりなんです。
今回のオルフェーブルにしても、デビュー戦の勝利の後、ゴール板を過ぎてから池添騎手を振り落とし、
その後の重賞競走でも、制御が効かなくなってボロ負けするなど、難しい馬でした。
そんな気性の馬に、競馬を教えながら育て、見事、皐月賞、ダービーの2冠を勝てた喜びが、
ダービーのあと、会見で見せた涙につながったんだと思います。
派手なガッツポーズと、“よく泣く”ことでも有名です。分かりやすい人柄で、ファンも多いんです。
「この馬とダービーを獲りたいと、ずっと思っていたので、勝負根性を見せてくれて良かった」
こう、ダービーの後の会見で語っていた池添謙一騎手。
このレースを見た中西哲生さんの感想は…
「今回のダービーは、オルフェーブルにとっては難しいレースでしたね。
まず、週末から結構雨が降っていて、馬場状態は最悪という中で、直線に入って前がふさがれたんですよ。
ふさがれた時に、普通はあきらめるところなんですけど、「勝負根性を見せてくれた」と池添騎手が言っていましたが、
そこからですよ!間を割って入って、一気に直線!この馬場の悪い中、突き抜けました。
このオルフェーブルが、「菊花賞」3000m、京都で勝てるか、本当に注目です。」
秋の「菊花賞」で、ディープインパクト以来となる史上7頭目となる“3冠馬”を、オルフェーブルと共に目指します。
今週の「ウィークリーパーソン」は、オルフェーブルとのコンビで、今年のダービーを制しました、
池添謙一騎手に注目しました。