全国映画観客動員ランキング トップ3(2014/11/20)
木曜日は、「カルチャー」。
今日は先週末、11月15日(土)と16日(日)の
全国映画観客動員ランキングトップ3をご紹介!
第3位『美女と野獣』(公開3週目)
小説、アニメ、映画、ミュージカルなど様々な形で愛され続けてきた「美女と野獣」。今回の作品は1740年に初めて書かれたビルヌーヴ夫人版をもとにフランスで実写映画化されたものです。
第2位『紙の月』(公開1週目)
宮沢りえさん主演のヒューマン・サスペンス。原作は角田光代さんの小説です。契約社員として銀行で働く平凡な主婦が、年下の大学生と出会い巨額の横領事件に手を染めていく…というストーリーです。
第1位『神さまの言うとおり』(公開1週目)
三池崇史監督による、人気漫画の実写映画化。主演は福士蒼汰さん。退屈な日常にうんざりしている高校生たち。しかし、突如として教室に現れたしゃべる“ダルマさん”により「負ければ即、死」というゲームに参加させられることに。そして、生き残った生徒たちを待っていたものとは?
そして、今週末に公開される注目の1本が、週刊ヤングジャンプで連載中のロックコミックを映画化した『日々ロック』そのあらすしは…
お金もなければ、彼女もいない。でも、日々沼拓郎には「ロックな気持ちは誰にも負けない」自信だけはありました。ところが、組んだバンドは売れる気配全くなし。そんなある日、ライブ中に乱入してきたひとりの凶暴な女の子。実は彼女は、デジタル系のカリスマアイドル・宇田川咲。本当にやりたい音楽ができずに苦しむ彼女は拓郎に触発され、曲を作って欲しいと無理難題を突きつけます。そして…
この『日々ロック』の監督は『SRサイタマノラッパー』『劇場版神聖かまってちゃん/ロックンロールは鳴り止まないっ』の入江悠さんです。入江監督にこの映画について伺いました。
このマンガはとにかく凄くて、絵から言葉が飛び出してくるくらいの勢いがあります。不器用でどこに向かって行ったらいいのか分からない若者が主人公で、ただ彼らにはどうしてもやりたいことや譲れないモノがあって、それが音楽なんですけれど、なんか音楽をやりたいんだけど、それを何のためにやっているの?と言われると、なかなか答えられない…という。でも、僕はそんなやりたいことが見つかった人というか、見つかることっていうのは凄く重要だなと思っていて、そういう背中を押してくれる映画になっているかな?という気がしています。
で、直球もド直球の、本当にストレートにバン!って来るような映画にしたいと思っていて、マンガもそうなんですけれど、汗とか涙、鼻水とか色んなものが飛び交っているんですね。なので、脚本も自分で書いたんですが、色んな汗を飛び散らせるシーンを作って、そこら辺を一番工夫して撮っていましたね。クライマックスでも、彼が必死にならないと演奏できない位のシーンを作ろうと思っていて、なかなか日本のロック映画では見たことのないクライマックスを作ろうと最初から考えていましたね。
完成してみても、やっぱり主人公たちの“思い”というのがストレートに伝わる映画になったのではないかと思います。かなりがむしゃらだったり、バカバカしいことをやったり、ギャグ的なことをやっているんですけれど、どこか一本芯があって「この音楽を届けたい」と。で、それは最初誰に向けて届けたら良いのか分からないんですけれど、どうしても届けたい人がいるという、そこに向かって彼らが突き進んでいくっていう意味で、もう本当に直球の熱い映画になったと思っています。
話題の映画『日々ロック』は明後日、11月22日より公開です。
今日は【全国映画観客動員ランキング トップ3】をご紹介しました。