「間違って使われている言葉ランキング」 トップ5(2013/10/24)
木曜日は、「カルチャー」。
今日は、小学館の大辞泉が
10月16日の【辞書の日】を記念して作成した
「間違って使われている言葉ランキング」
トップ5をご紹介します。
第5位『 姑息 』62.6%
「卑怯であるさま」と解釈されている場合がありますが、正しい意味は
「一時しのぎであるさま」。『姑息な手段』とは「卑怯な手段」ではなく
「一時しのぎの手段」という意味になります。
第4位『 破天荒 』68.3%
間違った意味は「豪快で大胆不敵なこと」で、
正しい意味は「前人のなし得なかったことを初めてすること」です。
「彼の人生は破天荒だった」は、とても良い意味なのです。
第3位『 他力本願 』68.8%
これは「誤った使い方が定着したもの」と辞書にも載っていますが、
本来のものではない意味は「自分の努力でするのではなく、他人がしてくれることに
期待をかけること。人まかせ」。本来は仏教用語なのだそうで
「自分の修行によって悟りを得るのではなく、阿弥陀仏によって救済されること」。
第2位『 確信犯 』73.0%
これも「派生した意味」として掲載されている辞書もあるのだそうですが、
本来のものではないのは「悪いことだとわかっていながらする犯罪」。
本来の意味は「道徳的、宗教的または政治的概念に基づいて、本人が悪いことではない
と確信してなされる犯罪」という意味なのだそうです。
第1位『 ハッカー 』77.4%
間違った意味は「コンピューターに侵入し、不正行為を行う者」。
それは正しくは「クラッカー」と呼ばれるそうで、「ハッカー」の正しい意味は
「コンピューターやコンピューターネットワークに精通した人」という意味だそうです。
以上、「間違って使われている言葉ランキング」トップ5でした。
皆さんはきちんと本来の意味を知っていましたか?ちなみに6位以下はというと
「失笑する」「敷居が高い」「(話の)さわり」「なしくずし」「悪びれる」
だそうです。気になった方は辞書をめくってみてください。
今日は「間違って使われている言葉ランキング」 トップ5をご紹介しました。