2011年 30代のビジネスマンが注目したビジネス書 トップ3(2011/12/22)
木曜日は、「カルチャー」。
今日は日本屈指のビジネス街、東京・丸ノ内にある【丸善 丸の内本店】で聞いた
『2011年 30代のビジネスマンが注目したビジネス書 トップ3』ランキングです。
【丸善 丸の内本店】でビジネス書を担当している田中さんにお話を伺いました。
第3位『日本人にしかできない「気づかいの習慣」』/上田比呂志
「ホスピタリティの本なんですが、今まで読んだホスピタリティの本の中でも
一番面白い内容になっていまして、ところどころに出てくる“格言”みたいのが
とても参考になるので、すごく良い本です。」
様々な“ホスピタリティ”を経験した著者が、日本人の“気づかい”について語った内容が、
多くの読者を虜にしているようです。
第2位『僕は君たちに武器を配りたい』/瀧本哲史
「こちらは、京都大学・准教授の瀧本哲史さんの初めての著作になるんですけれど、
“世の中と見方”ということを若い人に向けて書いた本です。この本に関しては、
出てすぐに急激に売れました。装丁とタイトルで衝動買いをしている人が多かったと思います。
そこから火がついてずっと売れ続けている本で、あっという間に1,000冊くらいの売り上げが立っています。」
第1位『スティーブ・ジョブズ 驚異のイノベーション―人生・仕事・世界を変える7 つの法則』/カーマイン・ガロ
「スティーブ・ジョブズの自伝が今年発売になりましたが、その本よりも圧倒的に良い本です。
スティーブ・ジョブズが何をしたか、ということを自分の中に当てはめて考えることが出来るので、
これを読むと、もしかしたら自分も何か出来るんじゃないか…という気持ちにさせられる本になっています。」
このランキングを受けて中西さんは、「3冊ともすごく気になりますね。
でも、僕が一番好きなのは『日本人にしかできない「気づかいの習慣」』です。
これ、中にすごく色んな言葉が出ているんですけれど、良い言葉がたくさんあるんですよね。
これは本当に参考になります!」とおっしゃっていましたよ。
昨年は“もしドラ”など、経営学の権威:ピーター・ドラッガーやそれを論じるビジネス書が
人気でしたが、今年は「生き方を考える」ような本が人気があるようです。
マニュアルでビジネスを乗り切れる時代ではなくなって来た、ということでしょうね。
そして2012年1月5日から、【丸善 丸の内本店】の1階部分に『クロノス選書コーナー』が設置されます。
中西さんも「激動の時代を笑いと勇気でいかに前向きに生きるか!…ということで、
情報収集、そして交流の場として活用して頂ければ、と思います。」とおっしゃっていました。
皆さんもぜひ、足を運んでみてくださいね。
今朝は『2011年 30代のビジネスマンが注目したビジネス書 トップ3』をご紹介しました。