日本の幸せな県民ランキング・ベスト5(2011/11/10)
木曜日は、「カルチャー」。
昨日、法政大学大学院政策創造研究科の坂本教授が発表したのが
『日本の幸せな県民ランキング』
これはGDPやGNPなど、物的・経済的な尺度ではなく、
地域住民の幸福度というものさしで47都道府県の実態を分析評価。
今後の地域づくりに役立てる目的で行われた調査の結果です。
順位は、国が行っている様々な社会経済統計から、
幸福度と関係が深いと考えられる40の指標を選択。
それぞれの数値に基づいて各都道府県の評点を10点満点でつけ、合計評点で決まりました。
また評価のため、40の指標は4つの部門“生活・家族部門”“労働・企業部門”
“安全・安心部門”“医療・健康部門”に分類されています。
第5位「熊本県」「佐賀県」
九州の2県が同ポイントで並びました。熊本県は全国1位の“安全・安心部門”
佐賀県は全国2位の“労働・企業部門”が目立っています。
第4位「鳥取県」
鳥取県は部門別に見ると、最高が“安全・安心部門”の6位ですが、
他の3つの部門で突出して悪いところがなく、4位となっています。
第3位「石川県」
“医療・健康部門”が全国2位。
他の3部門もすべて10位以内に入っている石川県が3位です。
第2位「富山県」
全国1位を獲得した部門はないものの、富山県は“生活・家族部門”“労働・企業部門”
“安全・安心部門”“医療・健康部門”4部門全てが5位以内という「幸せ度」高水準。
第1位「福井県」
福井県は“労働・企業部門”が単独1位、“安心・安全部門”も熊本県と並んで1位。
“生活・家族部門”が3位、“医療・健康部門”が9位という結果で、日本で一番幸せな県に選ばれました。
今後の課題は“医療・健康部門”の向上に努めることでしょうか。
ちなみに「幸せ度」が低かった都道府県はというと、ワースト1から大阪・高知・兵庫の順。
坂本教授は「取り上げた40の指標は、努力すれば人間の力で改善できる。各都道府県の課題が
明らかになったので、行政と住民の力でよりよい地域づくりを推進して欲しい。」としています。
今回の調査研究結果は、PHP出版から『日本でいちばん幸せな県民』として、今週末に出版されます。