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『防災を考える本』をピックアップ!(2019/1/17)

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木曜日は、「カルチャー」


24年前の1995年1月17日、阪神淡路大震災が発生、大都市で起きた震災がもたらした影響は大きなものでした。
この日以降、日本に住む限り、何らかの自然災害の影響を受ける可能性がある、そんなことをに実感した方も多いのではないでしょうか?
では、どうすればいいのか?
最新の防災知識を網羅した本をチェック!というのもその一つです。

今回は、ジュンク堂書店 池袋本店に聞いた
【 『防災を考える本』のおすすめTOP3 】をお送りします!


第3位 永澤義嗣 著『 気象予報と防災 ‐予報官の道 』(中公新書)

第2位 猫びより編集部 編『 決定版 猫と一緒に生き残る防災BOOK 』(日東書院)

第1位 『 自衛隊防災BOOK 』(マガジンハウス)


中西:今日は、防災とボランティアの日です。
改めて、自分の身の回りでどのくらいの備えが出来ているのかを確認してみましょう。
そして、改めて知っておきたいことは本を読んでチェック!
ということで、ジュンク堂書店 池袋本店に『防災を考える本』のおすすめを伺いました。
シチュエーション別に防災を考える3冊をピックアップしてくださいました、そこで、どんな本なのか解説していきます。
まずは、3位の中公新書から発売中の『 気象予報と防災 ‐予報官の道 』。


綿谷:著者の永澤義嗣さんは、長年にわたって気象庁に勤めていた方です。
気象情報や警報をどうみるか、それを実際の行動にどう結びつけるべきか、詳しく書かれています。
やや専門的ではありますが、気象予報官の仕事とはどんなものなのか?気象予報の世界を知る読み物としても楽しめます。


中西:去年の西日本豪雨でも課題になりましたが、『危機をどう伝えるのか?』ということについて、気象予報に携わる方々たちが常に考えている悩みも書かれています。
例えば、ゲリラ豪雨や爆弾低気圧など、インパクトのある言葉が出来ても、人はいずれ慣れてしまう。
情報を伝える側だけではなく、受け取る側の姿勢も慎重かつより深く考えることが課題になりそうですよね。


綿谷:続いて2位の日東書院から発売中、猫びより編集部による『 決定版 猫と一緒に生き残る防災BOOK 』です。
家族同様、大切な存在になっているペット、この本では猫なんですけども、いざ、災害が発生すると守れるのは飼い主だけになります。
この本では、外出時に災害にあったとき、自宅で災害にあったときどうするべきか?あらゆるケースを想定して作られています。イラストも多く、非常に見やすくなっています。


中西:まず、大原則として災害時の心得として『人命が最優先』と書かれているこの本なんですが、しかし、避難生活が長期化するにしたがって、ペットや飼い主が“災害弱者”となる実情についても書かれています。
いろんな“気付き”がこの本にはあり、ペットを飼っていらっしゃる方には特にありますよね。


綿谷:そうですね、猫を連れての避難訓練の方法なども分かりやすく書かれていますし、ひとまず買っておいて間違いないんじゃないかなと思いました。
そして、ジュンク堂書店 池袋本店に聞いた、『防災を考える本』のおすすめ、第1位になったのは、
マガジンハウスから発売中の『 自衛隊防災BOOK 』です。
こちらは去年夏に発行されてから増刷が続いています。
現役自衛官は当然知っているけど、そうではない人は全く知らない、災害に役立つ危機管理のテクニックが100項目で紹介されています。


中西:以前も、紹介したことがありますが、本当に実用的な1冊なんですよね。
子供や高齢者の方と避難するときの方法や、ひとりでけが人を運ぶにはどうすればいいのか?などが具体的に書かれています。
あとは、ツナ缶やバターをろうそく代わりにする方法など、知っておいて損はない知識が詰まっています。
その知識をわかりやすく写真や絵になっていて、文章を読むよりもパッと直感的にどうしたらいいかわかりやすくなっています。
災害への備えというのは、こうした本で得た知識を、シミュレーションして、体感するのも大切になります。
折を見て、アナタの備え、確認なさってみてください。また、折を見て、このような本を開くことも非常に重要になってきます。
今回はジュンク堂書店 池袋本店に聞いた【 『防災を考える本』のおすすめTOP3 】をお送りしました。