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中西さんが、なるほど!と思った“日常を変えるワンフレーズ”を紹介します。(2018/8/2)

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木曜日は、「カルチャー」


今回は、僕、中西哲生の本棚から1冊をご紹介!
アナタの“これから”を考える上で参考になる!
そして何よりも、過剰なプレッシャーにならない!
スティーヴン・ガイズ著書、ダイヤモンド社から発売中の本『小さな習慣』から抜粋した、日常を変えるワンフレーズを紹介します。
題して【 “小さな習慣”を実践するため、覚えておきたいこと TOP3 】!


第3位 『 行動するのにモチベーションが必要だと信じるほど、危険な習慣はない 』

中西:「よしっ!やってやろう!!」とやる気になって始めること、実はこのモチベーションほど気まぐれなものはない。それよりは、どんな小さいことでも習慣にする方が確実。そんなことが、この『小さな習慣』には書かれています。


第2位 『 成功が情熱を生み、行動の原動力になる 』

中西:身の回りのこと、どんなに小さいことでも、例えば、机を拭くだけでも良いです。それをやればスッキリしますよね。それが成功体験です。成功することの気持ちよさを覚えれば、習慣は近づきます。


第1位 『 人生最強のツールとなるのは、継続する力 』

中西:日本にも“継続は力なり”ということわざがありますよね。では、継続するために必要なのはどんなことなのでしょうか?この後、詳しく探っていきます。


【 “小さな習慣”を実践するため、覚えておきたいこと TOP3 】を紹介しました。
まず、この『小さな習慣』という本の言いたいことはどんなことかといいますと、
それは、自分の生活に小さな習慣を取り入れることで、人生を大きく変えるチャンスを手にしようという、そんな提案です。
例えば、人が何か成し遂げよう!、やってやろう!というように思うのは、人のサクセスストーリーを見たり聞いたりしたときですよね、そんな時に、グッと勇気を得たり、後押しされたりするわけなんです。
そして、自分も大きな目標を立てて、それに進んでいこう!と。
例えば、あと15キロ痩せて、体脂肪を10%台にしよう!とか、大きなモチベーションを原動力にしようとするわけなんですけども、でもそれは、一時の感情の盛り上がりによるものだったりします。
1日経って2日経つと、そのモチベーションはだんだん薄れ、なんのために体重を落とそうとしているのかわからなくなったりして、やめちゃうんですよね。


そこで本当に有効なのが『小さな習慣』なんですよ!
読んだときに、僕も実際、「あぁ、なるほどな!」と思いました。人間の脳というのは、非常に効率の良いことを、潜在意識で欲しています。効率が良いことってどういうことかといいますと、すごくわかりやすくいうと、“確実に簡単に成功すること”なんですよ。
“確実に簡単なことをひたすら繰り返していくこと”を求めようとするのが、脳の一つの器官の『大脳基底核』という部分なんですね。この部分は大きなモチベーションなんて理解できません。とにかくひたすら、目の前の成功を欲していきます。
これに対して、長期的な利益、先ほどいったような15キロ痩せること、つまり、痩せた自分の姿をイメージする脳の部分は『前頭前野』といいます。これは、ちょうどおでこの裏側辺りのにある部分で、たぶん、聞いたことあると思います。
この前頭前野は、大脳基底核の“確実に簡単に成功すること”という欲望を抑え込む力を持っているんですよね。ただ、常にいろいろな所に指令を出しているから、エネルギーを使い果たしてしまって、結局、大きなモチベーションも徐々に薄まってしまう。
だったら、目の前の成功が大好きな、大脳基底核の部分を出来るだけコントロールしてみようと、確実に簡単に成功する方をコントロールしたほうが、エビデンス的にいうと、そっちの方が簡単に長く続けられる可能性が高いというわけです。


じゃあ、具体的にどうすればいいか?

まずは、目標はできるだけ、小さく、小さく定めることです。
この本の著者のスティーヴン・ガイズさんは、身体を鍛えるために必要なこととして、「1日1回、腕立て伏せをする」ということを決めました。
これは、1〜2秒でできますよね?でも、これを成し遂げることで、脳は成功したと判断するわけです。
実際、本当に時間がなかったり、疲れていたら1回で良いんですけど…、1回やってやめます?本当に1回でも良いんですよ。腕立て伏せってその姿勢になるだけでもめんどくさかったりするので、例えば、片足立ちを1日1回するとかでも良いです。
その目標の達成に必要なのは、ほんの少しの意志の力。成功体験は自己肯定感を高め情熱に繋がります。
とにかく、注意しなければいけないのは、目標の設定はあくまでも、小さく、小さくすることです。
例えば、階段を1段だけ上がって下りて、エスカレーターに乗っても良いんです。本当にそれくらい小さくて良いんです。
ダイヤモンド社から発売されている『小さな習慣』では、自己管理の具体的なアドバイス方法も掲載されています。よかったら手にとって読んでみてください。