夏を乗り越えるためのオススメ食材は!?(2018/7/5)
木曜日は、「カルチャー」
7月は全国的にも高温が続くと言われています。
夏の初めの暑さはきついもの、まずは“日常の食生活”で、心と体のコンディションを整えていきたいものです。
そこで今回は、フードコーディネーターで国際中医薬膳師・大友育美さんがオススメする【 夏の初めに摂りたい食材 トップ3 】をお送りします!
第3位 『 キュウリ 』
第2位 『 イカ 』
第1位 『 冬瓜 』
中西:トレンドアイズお馴染みの国際中医薬膳師・大友育美さんに『夏の初めに摂りたい食材 トップ3』と伺いました。大友さん、おはようございます、よろしくお願いします。
前回、梅雨の時期に摂ったら良いもので、薬味系をね、ネギとかショウガとかミョウガみたいなものを摂った方が良いよといわれて、すごい食べまくったんですけど、すごい調子が良く、今回もすごく楽しみにしてて、今の時期に何を食べたらいいのか伺っていきます。まず、おさらいしていきますと、3位のキュウリはどういう良さが出るんですか?
大友さん:夏は自然の陽のエネルギーがどんどん盛んになってくるんですけど、私たちの身体の中のエネルギーも活発になって外へ外へと向かっていきます。で、汗をかいたり、身体を動かすことで、このエネルギーを発散できれば良いのですが、冷房の効いた場所で1日過ごすことが多くなると、うまく発散できない熱が内側にこもってしまいますので、その熱を取ると共に湿気も取ってくれて、たっぷり水分を補いながらも余分なものは出してくれます。夏バテ予防にオススメです。
中西:優等生ですね。学校や会社など中に居てばかりで汗をかけない人はキュウリを摂るのは良いですね。何と一緒に摂ると良いんですか?
大友さん:レタスや豆腐などとサラダにして頂くとか、あとはバナナやマンゴーといったフルーツもオススメです。
中西:サラダですか。フルーツとも良いんですね、バナナはよく売ってますから、この時期はぴったりですね。そして2位のイカなんですけど、気になっています。イカはどういった良さがあるんですか?
大友さん:夏の養生ポイントが、適度に汗をかいて、汗で失われた、気・血・水分を補うことです。
その血をたくさん補ってくれると考えてイカをオススメしています。
疲労回復、老化防止の効果、他にも、目眩、火照り、不眠、息切れにも効果があります。
高タンパク質、低カロリーでコレステロール値を下げるタウリンもいっぱい入っています。
中西:汗が出たら、気と血と水分が足りなくなっていくと?その血をイカで補えるんですか!?イカはどうやって食べたら良いんですか?
大友さん:サッと湯引きしていただいて、ショウガ醤油で食べていただくのがオススメです。あとは、コトコト煮ていただいてトマトで味付けして召し上がっていただくのもいいですね。
中西:お寿司やお刺身などの生で食べるというのはどうですか?
大友さん:もちろん良いと思います!
中西:その他に同じような効果を期待できるものってありますか?
大友さん:タコ、カツオ、人参やほうれん草などがオススメになります。
中西:なるほど、ありがとうございます!
そして1位の冬瓜なんですけど、関東だとあまり食べないところもありますけど、最近は食べるようになってきましたね。
大友さん:そうですね、あまり食べたことのがない方も多いかもしれないですけど、すごくオススメでして、消化とかエネルギーとか全て全般に活動している脾というところがあるんですけど、これは胃腸をイメージしてください。こちらの働きが湿気ですごく弱ってしまうんですね、その湿気を取ってくれると共に、消化吸収しきれなかった老廃物を出してくれるので、夏太りの原因を軽減してくれたり、あとは熱をしずめて、火照り、むくみ、イライラを改善してくれます。
中西:イライラは改善して欲しい…(笑)。簡単に美味しく食べられる方法ってなんですか?
大友さん:種を取って、スプーンで薄く削ぐようにして、お好きなドレッシングで食べていただくという方法です。
中西:あっ、それだけでいいんですか!?それは良いですね!!
あとは、梅雨明けと同時にいきなり暑くなってきたんですが、こんな時にオススメの朝ご飯ってありますか?
大友さん:朝は、エネルギーを作りだしてくれる、米・とうもろこし・鰯などと、
エネルギーを巡らせてくれる、ピーマン・タマネギ・柑橘類を召し上がっていただくのがオススメです。
例えば、とうもろこしご飯、ピーマンとジャコのきんぴら、タマネギのお味噌汁なんていうのはいかがでしょうか?
中西:あぁ、すごく食べたいイメージが沸いてきました!!!
ということで、国際中医薬膳師・大友育美さんに伺いました【 夏の初めに摂りたい食材 トップ3 】をお送りしました。
今日もいろいろな話ありがとうございました。
大友さん:ありがとうございました。