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よしひろさんオススメの映画情報!(2017/9/21)

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木曜日は、「カルチャー」。


まずは、先週末の全国映画動員ランキングトップ3をご紹介!



第3位『 三度目の殺人 』(公開2週目)

第2位『 ダンケルク 』(公開2週目)

第1位『 エイリアン:コヴェナント 』(公開1週目)


以上、先週末の全国映画動員ランキングトップ3でした。
そして、スタジオにはおなじみの映画ライター・よしひろまさみちさんをお迎えして、この秋オススメの映画について伺いました。
今日ピックアップしたのは、9月9日より公開中の『ダンケルク』と、9月29日より公開の『ドリーム』の2作品です。


高橋:よしひろさん、おっはー♪よしひろさんは8月10日以来のご出演ですが、どうでしたか?今年の夏は。


よしひろ:今年の夏…えっと……マイナス50点くらい…ですかね……。ビール腹です…はい……。


高橋:そうなんですね(苦笑)。ちょっとそれ以上ツッコめない…。そんなよしひろさんオススメの秋の新作映画、1本目は先週末の動員ランキングでも2位に入っていた『ダンケルク』。
『ダンケルク』は、第二次世界大戦の西部戦線が舞台。ドイツ軍の猛攻に追い詰められたイギリス・フランス連合軍40万人の兵士。イギリスが決行した救出作戦を『ダークナイト』のクリストファー・ノーラン監督が描きました。


よしひろ:万里恵さんはもうご覧になったんですよね。今までクリストファー・ノーランの作品って2時間半超えばかりだったんですが、これ“やればできるじゃん!”106分なんですよ(笑)。ただ、これは106分よりも長いと、こっちが保たない!


高橋:はい、分かります分かります(笑)


よしひろ:40万人が取り残されたのは陸なんですね。で、そこに空と海から援軍が来て、その様子を描く救出劇なんですが、実は「陸」「海」「空」全て時間軸が違うんですよ。陸が1週間、海が1日、空が1時間。それが合わさって描かれるんですけれど、最後の最後で時間軸が違うことに気づかされるんです。色々なギミックが隠された映画なんですね。歴史の事実としては、ググっていただければすぐに全部が出てきちゃうくらいに有名なお話だそうで、キャスト全員、監督も含めてですが、子どもの頃から聞かされている戦争のお話だったと。で、それを世界に広める、というところもありつつのお話なんです。


高橋:私は「ダンケルクの奇跡」というのは、この映画がきっかけで調べて知ったので、戦争中にこんな救出作戦があったのか…と驚かされました。


よしひろ:そうなんですよ。「民間船も助けに行け」というチャーチルの号令がかかって。最初のシーンで駆逐艦や赤十字の救出船がみんなやられちゃうんですよね。


高橋:そうなんですよ!ここからこの映画は、どうやってこれだけの人を救出するんだろう、って。


よしひろ:そう。で、ものすごいたくさんの兵士がダンケルクの港に押し寄せている、というシーンがあるじゃないですか。あれも、CGをあまり使いたくないから、2000人くらいはエキストラなんですけれど、あとは…厚紙(笑)厚紙で足してるんですって。


高橋:えっっ!??そうなんですか!!!!


よしひろ:本当にもう、クリストファー・ノーランっていうのは変わった監督で、いろいろ本物にこだわりすぎているんですよ。空を飛んでいる英国空軍の飛行機も本物なんです。本物を買ってきて飛ばしたっていう(笑)。


中西:買えるんだ(笑)


よしひろ:買えるんです!億かかるそうですけれど…。


高橋:すごい映画でした!


よしひろ:ねぇ。息詰まる106分を楽しんで欲しいですね。もうとにかく、ぜひIMAXで!


高橋:そして2本目にご紹介するのは、来週金曜日より公開の『ドリーム』。
物語は、米ソ冷戦化の1960年代。ソ連との熾烈な宇宙開発競争を繰り広げるアメリカ。その中でNASAを支えた3人の黒人女性数学者の知られざる活躍を描く実話ドラマです。


よしひろ:『ドリーム』というタイトルだけだと分かりにくいかもしれませんが、“知られざる活躍”という部分にピンと来ると思います。実はこれ、原題は「Hidden Figures(訳:知られざる人々)」というタイトルで、オスカーの候補にもなっている作品なんですね。なぜ“知られざる”だったかというと、彼女たちがやっていたのは、NASAには絶対必要不可欠な仕事だったんです。コンピュータができるまで、あの細かーいデータ計算は全て人力でやっていたんですね。で、それを彼女たちがやっていたという…。天才数学者の塊だったんですよね。その中心となるのがキャサリン・ドロシー・メアリーという3人で、それぞれに才能は違うんですけれど、彼女たちが黒人差別・女性蔑視という時代の中で成り上がっていくためには仕事で認められるしかないんですけれど、その活躍を面白おかしく描いていて、娯楽作として楽しめるんですよ。超娯楽、これ!


高橋:予告で3人がNASAに入ろうとして止められるシーンを観たんですが、これでもうすでに面白いというか…。


よしひろ:そうなんですよ。キャサリンは白人だらけの部署に配属になるんですが、そのビルの中には白人専用のトイレしかないんです。なので、黒人のいる棟に行かなければならないので、トイレに行くのに20分もかけている、往復1時間!っていう…。


高橋:やっぱり秋の映画鑑賞って良いですし、『ダンケルク』と『ドリーム』全く違うタイプの映画ですよね。


よしひろ:でもやっぱり娯楽は娯楽ですから、別の意味で楽しんでいただける作品だと思いますので、今週末にでもぜひ!


よしひろさんオススメの2作、あなたはどちらを劇場の大スクリーンで観ますか?
今日は先週末の全国映画動員ランキングトップ3と、よしひろさんオススメの映画2作品をご紹介しました。