「Spotify」ついに日本上陸!(2016/9/29)
木曜日は、「カルチャー」。
今日は、2015年の国別音楽売り上げ
トップ5をご紹介!
第5位『 フランス 』
第4位『 ドイツ 』
第3位『 イギリス 』
第2位『 日本 』
第1位『 アメリカ 』
2015年のアメリカの音楽売り上げはおよそ50億ドル(約5,000億円)。2位の日本はその約半分、2,500億円で世界シェアは16%。そして3位のイギリスは1,350億円で日本の約半分強となっています。
アクティブユーザー1億人突破を発表したスウェーデン発、世界最大の定額制音楽ストリーミングサービス「Spotify(スポティファイ)」が、ついに日本上陸の記者発表を行いました。
そこで今日は、デジタル音楽の最新情報を分析・紹介する音楽ブログ「All Digital Music」編集長で、デジタル音楽ブロガーのジェイ・コウガミさんをスタジオにお迎えしてお話を伺いました。
中西:かねてから日本法人の準備をしてきた「Spotify」。今日の記者発表はどんなものになりそうでしょう?
ジェイ:「Spotify」はこれまで世界49ヵ国で展開していまして、いよいよ日本に上陸となります。これまでの他国と同様、無料のサービスと有料のサービスが展開されると予想されています。
中西:無料のサービスは具体的にどんなものがあるんでしょうか。
ジェイ:無料のサービスも、PCでもスマートフォンでも音楽が聞き放題となります。ただし、有料のサービスと違うのは、時間や曲数などの制限がかかる点です。
中西:「Spotify」が世界で圧倒的に支持されている理由はなんですか?
ジェイ:一番は「スマートフォンに強いサービス」だからだと思います。アプリをダウンロードすれば、Spotify側が自分の好きそうな音楽を分析して「こんなプレイリストがおすすめ」といったレコメンデーションをしてくれるんです。あとは、スポーツをされる方なら、ランニングをしているとき、走るペースにあわせて曲のテンポも変えてくれる…といった機能もついています。
中西:2016年のいま、世界の音楽産業はどうなってきていますか?
ジェイ:いま、世界では「ストリーミング」と「ダウンロード」このふたつのエリアがものすごく伸びています。特にストリーミングは、世界で主流のサービスとなってきていまして、逆にCDとダウンロードがさがってきています。
中西:ストリーミングということは、基本的にWiFi環境があれば楽しめるということですよね。
ジェイ:そうですね。ネット環境があれば聞くことが出来ますし、あとはSpotifyの有料アカウントを使えば、キャッシュという形でスマホの中にある程度の楽曲をダウンロードできますので、ネットにつながっていないときでも、好きなときに音楽を楽しめる機能がついています。
中西:そんな流れの中、日本の状況はどうなんでしょう。
ジェイ:今後はもっとスマートフォンで音楽を聞く形になっていくと思います。ダウンロードよりもストリーミングの方がスマートフォンには向いていますので、今後はスマホを持っている方の“ファースト・オプション”として、音楽の聞き方がスマートフォンになっていく、というトレンドは今後増えていくと思います。それによって音楽を聞く回数が増えていくと思うので、それが音楽の消費にもつながっていくと思います。
デジタル音楽ブロガーのジェイ・コウガミさんも「オススメです!」と太鼓判を押す「Spotify」。皆さんもまずは無料聴き放題プラン「Spotify Free」からはじめてみてはいかがでしょう?
今日は、ついに日本上陸を発表した音楽ストリーミングサービス「Spotify」についてご紹介しました。