あなたは小学生の頃、何になりたかったですか??(2016/5/5)
木曜日は、「カルチャー」。
今日は大阪市内のある小学校が調査した
「小学4年生男子の将来の夢」ランキングベスト3をご紹介!
それぞれ、ランクインしたプロフェッショナルから
子どもたちへのアドバイスも伺っています。
第3位【 ユーチューバー 】
むらいさん:アメリカの方では昨年くらいから、憧れている人物のランキングの中に“ユーチューバー”が何人もランクインしているという現象が起きていたので「なるほど」と思いました。私の場合は「時代に押されてこうなった」という感じがしています。動画を使ってたくさんの人を巻き込み、その大きなムーブメントの中心で一緒になって騒ぐ、というのは面白いですよね。いまの自分がやっていることは、本当に幸せな形だなと思います。
学生の方はまず、絶対に勉強をすべき!より良い大学、より良い職場を目指して下さい。自分の人生をより豊かにしてくれる人と出会える可能性がより高い場所を目指す努力をすべきです。たくさん読書をして、たくさん音楽を聴いて、たくさん映画を観て、たくさんゲームもして。とにかく自分の見識を広げながら、より多くの人に出会うための努力をすべきだと思います。
こちらは、iPhoneアプリの情報などを発信するwebサイト「AppBank」のCEOでもあるマックスむらいさんによるコメント。むらいさんは2013年10月にYouTubeで動画の投稿を始め、1年後にはチャンネル登録者数が100万人を突破しており、現在も毎日8本前後のゲーム実況動画などを公開しています。
第2位【 医者 】
天野さん:医学部に入ってくる学生というのは、ほとんどが幼少期に医療で良い経験か悪い経験をしてきているんです。小学生くらいの子が、例えばケガをしたり、両親や祖父母の入院や手術などといった経験から医者を目指してくれているのなら、これはとっても嬉しいことですね。
私は昔「3倍頑張れば何か見えるよ」と患者さんに言われて、そういうもんかと思ってやってきました。普通にやっていたら普通なんです。2倍頑張っても“出る杭”は世の中から打たれるんです。3倍頑張ると今度は“出すぎた杭”になって、出すぎた杭は打たれないんです。さらに努力して成長すると、杭が今度は柱になり、支え・支えられる存在になれるんです。
医者を目指したいのなら、漠然と思うのではなく「どういう医者になりたいか」を具体的にイメージして下さい。そこに向かってあきらめずに努力して、目標を達成していって欲しいですね。
こちらは、順天堂医院・院長の天野篤さんによるコメント。執刀医として6,000人以上の手術をし、2012年には天皇陛下の狭心症冠動脈バイパス手術も担当した心臓外科医です。
第1位【 サッカー選手 】
中西さん:サッカー選手が1位になったのは本当に嬉しいことですけれど、いまの子どもたちがサッカー選手になれる確率というのは下がっているんですよね、やっぱり。競争が激しいですから。僕も日々トップの選手とふれ合う機会があるので、色々な話を聞きますけれど、どんな人物がトップの選手になれるかというと「誰かに感謝出来る人」ですね。サッカーも11人のチームで戦うわけですし、相手がいないと試合も出来ないですし、レフェリーがいないと試合にならない。そういったことに感謝の気持ちを持てない人は、やはり一流の選手にはなれませんし、あとは「自分を信じること」ですね。「プロ選手になれるかなぁ…」と思っている人は絶対になれません!「絶対にプロサッカー選手になる」「世界一になる」という強い気持ちが大切です。自分を信じている子どもは“世界一になる方法”を探しますが、自分に自信のない子どもは、なれなかったときの“言い訳”を探してしまうんです。子どもたちには「成功の方法を探す人生」を歩んで欲しいと思いますね。
こちらはもちろん、我らが中西キャプテンのコメント。中西さんは現在、独自のコーチング理論と指導法で注目されています。
以上、今日は「小学4年生男子の将来の夢」ランキングベスト3をご紹介しました。