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一度は食べたい!和スイーツ評論家オススメの「桜餅」ベスト3!(2016/3/17)

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木曜日は、「カルチャー」。


ソメイヨシノの開花はもうまもなく。
そこで今日ご紹介するのは、こんなランキング!
【一度は食べてほしい!東京の桜餅ランキング ベスト3】

関東と関西では違いがある「桜餅」。
関西の「桜餅」は、もち米から作る道明寺粉を蒸して餡を包む
関東でいうところの「道明寺」で
関東の「桜餅」は、クレープ状にした小麦粉で餡を包む
関西でいうところの「長命寺」も、今回はともに「桜餅」とします。

今回セレクトしてくださったのは「男の和菓子&和スイーツ評論家」
“わがしん坊”こと、中原陽一さんです。



第3位 中目黒 菓匠雅庵の『桜餅』税込205円

菓匠雅庵は、2004年に創業した「わらび餅」が有名な実力派の和菓子店です。
この「桜餅」は、オーソドックスな関東風の長命寺桜餅なんですが、白手亡豆を粗めに砕いて、小豆のこしあんに混ぜ込んだ個性的な一品です。こしあんは口当たりなめらかで、甘さ控えめ。小豆本来の風味豊かな味わいです。白手亡豆は上品な甘さが後を引く美味しさで、その程よい歯ごたえが食感のアクセントになっています。また、こしあんを包む生地はほんのりと甘く、やわらかくてしなやかな食感です。巻いてある桜の塩気が、生地とこしあんの甘さをしっかりと引き立てています。生地の食感とあんの味わいの両方を楽しめる、そんな桜餅です。


第2位 芝神明 榮太樓の『夜桜もち』税込172円

芝神明榮太樓は明治18年創業という、130年を超える歴史を持つ老舗の和菓子屋さん。日本橋にある名店「榮太樓總本鋪」から暖簾分けされたお店で、東京・芝の増上寺の近くに暖簾を構えています。
こちらのお店で必ず召し上がっていただきたいのが「夜桜もち」。作りは関西風の道明寺桜餅そのものなんですが、もち米生地が定番の桜色ではなく、夜桜を連想させる黒っぽい色をしています。というのもこちらの一品、何と“黒糖の桜餅”なんです。それも、黒糖を中身のあんだけでなく、もち米の生地にも使っているので、口に入れると桜の風味が香って、その後に黒糖本来のコクのある優しい甘さが感じられます。その、意外なほどの相性の良さにきっと驚かれることでしょう。


第1位 銀座 甘楽の『紅白道明寺』税込237円

「銀座甘楽」は、店名にあるように銀座に本店を構える和菓子専門店。2005年創業という新しいお店ですが、作りたての和菓子にこだわっている実力店です。
この「紅白道明寺」まずは目で見て楽しんでください。親指ほどの大きさの紅白2色の関西風の桜餅が1枚の桜の葉で包んであって、その見た目は遊び心のある“ミニチュア道明寺桜餅”です。紅色のもち米生地には小豆のこしあんが、白色のもち米生地には白手亡豆の白あんがそれぞれ入っています。銀座らしい、上品で洗練された味わいのハーモニーは、ぜひ一度体験していただきたいですね。もち米生地は、もっちり感があって瑞々しい仕上がり。こしあんと白あんはいずれもさらっとしていて、品の良いあっさりとした甘さですっきりとした清楚な味わいです。桜の花を添えた小ぶりで可愛らしい桜餅は、想像以上に食べ応えもあり、ちょっとした手土産にもピッタリです。



以上、男の和菓子&和スイーツ評論家・中原陽一さんセレクトによる「一度は食べたい、オススメの桜餅ベスト3」でした。