ビジネスマン、OLのネタ帳になるトピックを、毎日お届け!キャッチアップしておきたいトレンドをランキング形式で紹介しながら、毎日ひとつの話題にフォーカスしていきます。

全英チャートはエド・シーランだらけ?(2017/3/15)

カテゴリー:1112
null

水曜日は、「音楽」。


今日は、最新の全英チャートトップ3をピックアップ!


第3位【 Castle on the Hill / Ed Sheeran 】

第2位【 Galway Girl / Ed Sheeran 】

第1位【 Shape of You / Ed Sheeran 】


というわけで、全英チャートのトップ3をエド・シーランが独占!さらに上位20曲のうち16曲がエド・シーランのニュー・アルバム「 ÷(ディバイド)」収録曲、という現象が起きています。どうしてエド・シーランがこんなにもヒットしているのか??
今日は音楽・映画ジャーナリストの宇野維正さんに解説いただきました。


どうしてこんなことになるのかというと、かつてはアルバムの前にリードシングルみたいな感じでシングルがチャートに昇り、アルバムはアルバムのチャートに昇る、というような集計の仕方をされていたんですけれど、今はストリーミングで集計された回数がそのまま曲の集計としてチャートに入ってくるんです。そうなると、アルバムをとにかく世界中の人たちがずーっとストリーミングで聞きっぱなしになっている状況がそのまま、トップ20に16曲がチャートインするという状況を生んでいるんです。

ちなみに、ストリーミングによる音楽配信が始まったことにより、世界中で音楽アルバムが復権しているそうで、中西さんも「確かに昔はレコードやCDでアルバム1枚をじっくりと聞くという雰囲気がありましたよね。」とおっしゃっていました。
そして、エド・シーランがこんなにもイギリスでヒットしている理由について、宇野維正さんはこう分析しています。


エド・シーランのイギリスでの売れ方って、誰が一番近いかというと、最近だとアデルなんです。だから、ものすごく大雑把に言ってしまうと「男性版アデル」みたいな感じなんですが、エド・シーランはギターの弾き語りというのが基本的なスタイルで、歌も上手く曲も書ける。で、すごく親しみやすいキャラクターなんです。アデルもそういう庶民的なキャラクターで受けているんですが、彼の場合は元ホームレスだったりして、そういう所からギター1本でたたき上げてきたみたいな、そういう浪花節的なところがありますね。
あともうひとつ、ここはアデルと違うところなんですけれど、例えばテイラー・スウィフトやジャスティン・ビーバーといったアメリカやカナダのトップスターたちとの共作も多く、柔軟なところがあります。基本弾き語りだけど、ギター1本の弾き語りだからこそ誰とでも一緒にやれてしまうところも、リスナーに対する親しみやすさもあるし、アーティスト同士での社交家ぶりも大きな魅力になっていて、そこが誰とでも繋がれるところで、今の時代らしいシンガーソングライターといって良いのではないでしょうか?

イギリスで売れまくっているエド・シーランのニュー・アルバム「 ÷(ディバイド)」は、3月3日に日本国内盤もリリースされています。皆さんもエド・シーランの魅力に触れてみてはいかがでしょう?
今日は、全英チャートを賑わせているエド・シーランに注目しました。