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金融の専門家に聞いた『オススメの“経済モノ映画”トップ3』(2013/10/1)

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火曜日は「ビジネストレンド」。


今日ご紹介するランキングは…半沢直樹もビックリ!
金融の専門家に聞いた『オススメの“経済モノ映画”トップ3』
銀行・金融業界を舞台にした映画はたくさんあります。
今日はその中から「プロの目から見てもこれは面白い!」という
作品を紹介していただきました。
オススメ映画を紹介して下さったのは、金融業界の“6代目 片岡愛之助”
三井住友アセットマネジメントの宗正彰さんです。
宗正さんは元々バンカーで、しかもエンタメ業界の経営事情にも詳しく
さらに月に4〜5本は映画をご覧になるという映画通!
そんな“金融のプロ”から見ても面白い経済モノ映画トップ3は??



第3位【 ハゲタカ 】

作家・真山仁さんの経済小説の劇場版で2009年公開。
大森南朋さん、栗山千明さん、松田龍平さんが出演している作品です。


宗正さん:この作品はテレビドラマのヒットを受けての映画化で、様々な場面に
経済用語が盛り込まれています。それをストーリーの中で解説していくところが面白いですね。
また、大森さんが劇中でかけているメガネも話題になりましたね。

第2位【 マネーボール 】

2011年公開の作品で、主演はブラッド・ピット。メジャーリーグ・アスレチックスの
ゼネラルマネージャー、ビリー・ビーンの実話を基にした映画です。


宗正さん:他球団では評価されなかった選手を、統計を分析したデータをもとに
安い予算で探し出し、チームを再建するストーリーです。これはスポーツの世界に
新たなビジネスモデルを導入したという点で、まさに“経済モノの映画”だと思いますね。

第1位【 ウォール街 】

1987年公開のオリバー・ストーン監督作品。マイケル・ダグラス、チャーリー・シーン主演で
当時のアメリカの金融界、証券マンをテーマにした作品です。


宗正さん:こちらは1987年の作品ですが、未だに経済関係の論評や記事で引き合いに
出されることの多い映画です。当時はこの映画の主人公に憧れて投資銀行に就職したり、
あとはファッションを真似る人も多かったですね。
私も、学生時代に観たこの映画が投資の世界に興味を持つきっかけになりました。


以上、三井住友アセットマネジメントの宗正彰さんに聞いた
『オススメの“経済モノ映画”トップ3』でした。宗正さんによると、経済モノの映画の特徴は
・経済活動に必要な「人」「物」「金」この3つの動きが鮮明に描かれていること。
・「人の愛情(ぬくもり)こそが経済を動かし得る」ことが実感できる作品であること。
…だそうです。
実際の現場では、もっともっと悩み、そして多くの失敗の後に成功があるともおっしゃっていました。
失敗の数を少しでも上回ることが出来れば、経済活動…特に投資の世界では“成功”なのだそうです。


最後に宗正さんは「番外編」として【 プリティ・ウーマン 】をオススメして下さいました。
この作品はリチャード・ギアとジュリア・ロバーツ主演のシンデレラ・ストーリーですが
宗正さんは「作中、リチャード・ギア演じるエドワードの厳しかったはずのビジネススタイルが
ジュリア・ロバーツ演じるヴィヴィアンと出会うことによって、優しさを帯びたものに変化するんですね。
この変化が、まさに経済で働く者にとっては共鳴・共感できる部分なんです。男は素敵な女性の
ひと言によって、生き方も考え方も変わるんですね!そこは経済の世界も全く同じだと思います。」
とおっしゃっていました。経済にも「愛」は必要なんですね。


今日は、金融の専門家に聞いた『オススメの“経済モノ映画”トップ3』をご紹介しました。