耳で感じる涼を楽しもう“風鈴 トップ3”(2017/7/18)
火曜日は「ビジネストレンド」。
いよいよ夏本番!そろそろ梅雨も明けるでしょうね、全国的に猛暑が続いていますが、今日は音で涼を感じましょう!
ということで、今回は『 風鈴コレクター土田義郎さんに聞いた、この夏オススメの風鈴 トップ3 』
一万種類以上の風鈴の音を聞き分ける風鈴コレクター、金沢工業大学の教授としてサウンドスケープ=音風景の研究をされている土田義郎さんに聞いた、この夏オススメの風鈴をご紹介します。
第3位 【 明珍火箸 】
平安時代から武士の甲冑を作り、江戸時代からは茶器などを作ってきた老舗、姫路の明珍本舗の伝統工芸品「火箸」を使った風鈴。
4本の火箸が吊り下げられている。これが風で揺れて、こすれ合うことで音が出る!珍しいタイプ!!
火箸それぞれに微妙な違いがあるので、非常に特徴のある音色で、その音は“わび”を感じさせてくれます。
〜中西さんに、実際に音を聞いていただきました〜
スゴイ高い音ですね、印象的な音。
第2位 【 砂張の風鈴 】
砂張とは、「銅とスズと鉛の合金」のこと。
非常に硬いため、仕上げるのが難しく、風鈴に出来るのは日本でたった3カ所しかない!
音は明瞭で澄んでいて、張りがあり、余韻が長い。
釣鐘型で「うなり」と呼ばれるビブラートもはっきりしています。
〜中西さんに、実際に音を聞いていただきました〜
これがうなりか!?これかっ!ビブラート!!!きてますね。
第1位 【 江戸風鈴 】
言わずと知れたガラスの風鈴、江戸風鈴です
カランとかわいらしい音が特徴です。
東京の篠原風鈴本舗で、職人がひとつひとつ、宙吹きという技法で作っているので、同じ音のモノがありません。絵柄も伝統的なものから現代的なものまで様々なものが出ています。
ガラスのふちがわざとザラザラに仕上げられているので、何とも味わい深い音がでるんですよね。
〜中西さんに、実際に音を聞いていただきました〜
夏だねぇ〜。
ということで、『 風鈴コレクター土田義郎さんに聞いた、この夏オススメの風鈴 トップ3 』でした。
土田さんによると、風鈴は今、非常に多様化していて、鉄やガラス、焼き物などの作家の方が新しい風鈴を続々と生み出しているとのことです。
最近は風鈴の音が騒音問題になるということで、卓上用に風鈴も増えているそうです。
ランキング以外に注目の風鈴も教えていただきました。
・固く焼き上げた備長の備長炭を使った【 紀州備長炭風鈴 】
〜中西さんに、実際に音を聞いていただきました〜
あぁ、こんな音がするんだ、備長炭同士があたると。
なんだか、水琴窟みたいですね。
・忘れちゃいけない【 南部風鈴 】
騒音の問題で屋外に吊せないという方に、竹細工で出来たスタンドとのセットが人気。とのこと、今、その画像を見ているんですけど、この竹細工とのセット良いですね。
〜中西さんに、実際に音を聞いていただきました〜
やっぱり南部風鈴、好きですね。安定のすばらしさ。
・そして、今回いろんな事を紹介していただきました風鈴コレクター土田義郎さんが自ら考案した【 かなざわ風鈴 】というのがあるらしいんですけど、
これは、真鍮のパイプと五円玉が音を奏で、その周りを6枚の和紙で囲んでいます。
〜中西さんに、実際に音を聞いていただきました〜
ほぉ〜、けっこう済んだ音ですね。
伝統と未来が行き交う町、金沢をイメージした響きになっているそうです。
なるほど〜。
今回、一番、気になったのは2位の砂張の風鈴ですね。
このビブラートがね、うなり。これ欲しいですね、どこかで買えるのかな?
今回は『 風鈴コレクター土田義郎さんに聞いた、この夏オススメの風鈴 トップ3 』をご紹介しました。