広がる位置情報ゲーム 現在リリース中の人気アプリは(2016/7/19)
火曜日は「ビジネストレンド」をご紹介。
今月、海外で配信がスタートしてから、社会現象にもなっているスマートフォンアプリゲーム「ポケモンGO」。日本でも、まもなくアプリがリリースされるということで、楽しみにしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回はそんなスマートフォンアプリについてのランキング。
AppBankに聞いた、人気の位置情報ゲーム トップ3
話題のポケモンGOは、スマートフォンの位置情報を利用する「位置情報ゲーム」(位置ゲー)にあたります。今回は、日本最大級のスマートフォンメディア「AppBank」に、現在リリースされている位置情報ゲームのなかから人気のものを教えてもらいました。
第3位【 駅メモ! -ステーションメモリーズ!- 】
位置ゲーの楽しいところは、実際に足を使って陣地を奪ったり、アイテムを獲得するところ。
「ステーションメモリーズ!」は実際の駅へ行くことで陣地を奪い合うゲーム。美少女なキャラクターに擬人化された駅「でんこ」を集めるゲームです。
第2位【 パズドラレーダー 】
大人気パズルゲーム「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」の関連ゲームです。
実際に町を歩きまわり、待ちに散らばっているパズドラのアイテムを集めていくゲームです。もちろん、パズドラと連動しており、集めたアイテムを利用することも可能です。
大ヒットゲーム「パズドラ」をさらに楽しめるゲームとして人気となっています。
第1位【 Ingress(イングレス) 】
ポケモンGOの制作も手がけたナイアンティックが開発・運営するゲーム。全世界で1400万人以上がプレーしているとされています。
内容は「陣取り合戦」。青と緑の2チームに分かれ、街に点在するポータルと呼ばれる仮想の拠点を奪い合います。
普段歩く街が仮想空間で戦いの場となっている感覚はこのゲームの魅力といえるのではないでしょうか。
◆位置ゲーは新たな形のコミュニケーションツール
位置ゲー人気の火付け役は、今回ご紹介した「イングレス」。ただゲームをプレーするだけではなく、世界各地でゲームユーザーが集まるイベントも開催されています。実際に街を歩くことが必要なことから、人と人のコミュニケーションを深めるツールとしても注目を集めています。
イングレスの要素もあり、大きな人気を誇るポケモンを組み合わせたのが今回リリースされる予定の「ポケモンGO」。アメリカではリリースから1週間たたずに、ポケモンGOのユーザー数がツイッターのアクティブユーザー数を上回ったとか。日本だけでなく海外でも、子供のころにポケモンで遊んだ人は多く、アイテム課金以外は基本無料で遊べることも人気を集める要因となっています。
ナイアンティックはグーグルから生まれた会社ということもあり、グーグルマップの精度の高い地図機能を使えることから、イングレス、ポケモンGOという世界的人気の位置ゲーの開発をやりやすい環境だったそうです。
今回、ポケモンGOの配信が遅れている理由として
・予想される多くのダウンロードにそなえてサーバーを増強中
・大企業とのタイアップを調整中
などと憶測されています。
大人気の位置情報ゲーム。今後、実際に足を運んでプレーする特性を活かして、様々な企業や自治体が集客のために利用することが考えられます。
トレンドアイズ、明日は今年20周年を迎える「フジロック・フェスティバル」に注目します。