ビジネスマン、OLのネタ帳になるトピックを、毎日お届け!キャッチアップしておきたいトレンドをランキング形式で紹介しながら、毎日ひとつの話題にフォーカスしていきます。

この秋冬、注目の「ジェンダーフリーファッション」とは?(2015/11/10)

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火曜日は「ビジネストレンド」です。


最近、東京都渋谷区などで同性婚に相当する「パートナーシップ証明書」の交付を開始したりと、「LGBT」という言葉も広く認知されつつあります。


一方、ファッションの世界では、すいぶん前からこの流れをキャッチしています。
そこで今回ご紹介するランキングはこちら。


『初心者にオススメなジェンダーフリーアイテム トップ3』


ジェンダーフリーファッション。
メンズ、レディースの垣根を越えた男女のファッションを表します。
ノージェンダー、ジェンダーレスとも言われ、ユニセックスとは異なるものだそう。
今回は、ファッション誌「WWD ジャパン」、「ファッションニュース」の編集長などを務める、村上要さんにうかがいました。



第3位 【 ポンチョ・ストール類 】

ポンチョ・ストール類は体系を問わず、ポンチョはかぶるだけ、ストールは首に巻くだけ。
こうしたファッションを「頑張りすぎないファッション=エフォートレス・シック」と呼ぶのだそう。
今年のトレンド、70年代ヒッピーテイストに当てはまることからも注目のアイテムだそうです。


第2位 【 クラッチバッグ 】

おじさんのトレードマークだったセカンドバッグが、クラッチバッグとして復活。
スマートフォンやタブレット、簡単な化粧品などしか持ち歩かない方にピッタリということで、数年前から流行しています。
クラッチバッグをパートナーとシェアするのがトレンドなのだそう。


第1位 【 スリッポンスタイルのスニーカー 】

スリッポン、つまり靴ひもの無いスニーカーです。
履きやすく、サイズも豊富なので、男女問わずファッションに取り入れやすいという特徴があります。
値段も5,000〜6,000円ほどとお手ごろ。
VANSなどのスリッポンが、ジェンダーフリーファッション初心者にはお勧めとのことです。


以上、『初心者にオススメなジェンダーフリーアイテム トップ3』をご紹介しました。



ジェンダーフリーファッションは、4年ほど前、一部のデザイナーが女性物の素材で男性物の洋服を作り始めたのがきっかけ。
今年の秋冬シーズン、グッチやロエベもジェンダーフリーファッションを発表したことがブームの火付けとなったそうです。


ジェンダーフリーとユニセックスの異なる点は、ユニセックスは「男女双方をねらったファッション」で、ジェンダーフリーは「性別に関係なく、気に入った人に届けたいファッション」のことを表します。


20年ほど前に、女性物の服を着る男性のことを言う「フェミ男」なんて言葉もありました。
フェミ男は、男性があえて女性物の服を着て、「ほかの人とは違うんだ」ということを表現するものでしたが、ジェンダーフリーファッションは、「良いと思ったものが、たまたま女性物だった」ということだそうです。


ジェンダーフリーファッション、実は今の潮流もおさえており、ブランドメーカー側としてはジェンダーフリーファッションで共通の生地が増え、仕入れが安くなったり、無駄なものを買わなくて済みます。
一方、消費者、マーケットとしては、ジェンダーフリーファッションで、服をカップルやパートナーとシェアして、無駄な衣類を買わず、量を減らし、環境にもやさしいという動きがあるそうです。



トレンドアイズ、今回は「ジェンダーフリーファッションのトレンド」をご紹介しました。