錦織圭選手の強さに迫るランキング(2014/11/3)
月曜日は「スポーツ」。
今日は、アジア勢初となる
ATPツアー・ファイナルへの進出を決めた
錦織圭選手の強さに迫るランキングをご紹介!
第3位【 エルネスツ・ガルビス 】(8割1分3厘)
第2位【 錦織圭 】(9割)
第1位【 ノバク・ジョコヴィッチ 】(9割5厘)
こちらは、ATPオフィシャル記録『フェデックス・インデックス』による過去52週間の「試合を決するセットでの勝率」ランキング。言ってみれば、どれだけプレッシャーに打ち勝つ力があるか、ということを示す数値とも言えます。
1位のジョコヴィッチ選手は19勝2敗、2位の錦織選手は18勝2敗とわずかに及びませんが、すごい記録と言えるでしょう。フェデックス・インデックスには、タイブレークをどれだけ制したか、というランキングもありますが、錦織選手はこちらも3位と上位にランクインしています。
そんな錦織圭選手、週末の活躍を振り返ってみましょう。
日本時間・土曜早朝に行われた、BNP パリバ・マスターズ準々決勝の錦織 vs フェレールの試合。今回で8度目となるこの対戦はこれまで錦織選手が4勝3敗で、世界ランキングでも錦織選手が7位、フェレール選手が6位とほぼ拮抗した状況でした。
錦織選手は第1セット、第1ゲームはブレークに成功したものの、その後はフェレールの粘りで第1セットを落とします。続く第2セットはブレーク合戦が続き、どちらに転ぶか分からない状況のままタイブレークへ。タイブレークの2-5から錦織は5ポイント連取し、ファイナルセットへと持ち込みました。第3セットでは第5ゲームで錦織がブレークに成功。しかしその後、フェレールがブレークバックしましたが、第9ゲームで錦織が大きなブレークに成功。最後は錦織がフェレールを振り切り、接戦をものにしました。
結果は3-6、7-6、6-4の逆転で錦織選手が勝利。大会初のベスト4進出を決め、11月9日から始まるATPワールドツアー・ファイナルにアジア人男子として初の出場権を手にしました。
そして、日本時間・日曜早朝に行われた準決勝ではジョコヴィッチと対戦しましたが、こちらは残念ながら6-2、6-3でストレート負けを喫しています。
ATPツアーファイナルは、今季獲得ポイントが1位・3位・5位・7位の選手のA組、2位・4位・6位・8位の選手のB組に分かれ、まずは総当たりで予選を行います。その上で、各組上位の2名が決勝トーナメントに出場し、A組1位とB組2位、B組1位とA組2位の組み合わせで準決勝を行い、その勝者による決勝となります。A組はジョコヴィッチ・マレー・ワウリンカ・ラオニッチ、B組は錦織・フェデラー・ベルディハ・チリッチ。
中西さんは「とにかくこの大会に出られることが嬉しいこと。賞金もかなり稼げるのですが、一番大事なのはそこではありません。それ以上に何が良かったかというと、ツアーファイナルに出場することで再び世界のトップの選手たちとたくさん試合が出来るということです。今回は3セットマッチということにはなりますが、少なくともフェデラー・ベルディハ・チリッチとはまた戦えるわけですからね。ここでしっかり力をつけて、なんとか予選を勝ち上がって素晴らしいプレーを見せて欲しいですね。」とおっしゃっていました。
ATPツアーファイナルは11月9日にロンドンで開幕します。日本から錦織選手に熱いエールを送りましょう!
今日は『錦織圭選手の強さに迫るランキング』をご紹介しました。