プロ野球 通算ホールドポイントランキング トップ3(2013/4/22)
月曜日は、「スポーツ」。
今日は、プロ野球セ・パ両リーグを通じての
通算ホールドポイントランキングの
トップ3をご紹介します。
第3位【 ウィリアムス(阪神タイガース) 】…141
第2位【 浅尾拓也(中日ドラゴンズ) 】…153
第1位【 山口鉄也(読売ジャイアンツ) 】…154
こちらはプロ野球、セ・パ両リーグを通じての通算ホールドポイントランキングです。
先日、巨人の山口鉄也投手が「通算154ポイント」というプロ野球新記録を打ち出しました。
ホールドとは何か?改めて見てみましょう。プロ野球で登板する投手の役割は
大きく分けると3つ。「先発」「中継ぎ」「抑え」となります。このうちホールドポイントが
関係してくるのが「中継ぎ」の投手です。ポイントが付く条件としては…
中継ぎ投手が『同点、あるいはセーブポイントのつく状況で登板し、1アウト以上を
奪ってリードを保つか、同点のまま降板したとき』となります。ランナーを残して降板した場合、
そのランナーが生還し追いつかれたり、逆転されるとホールドポイントはつきません。
この「ホールドポイント」は、チームへの貢献度を示す指標のひとつとして
1986年からメジャーリーグで、2005年からは日本のセ・パ両リーグで導入されました。
中継ぎ投手に必要なのは「連投することが出来る体力」。
つまり短いイニングだとしても連日任せることが出来る体力と、自らの成績より
チームの成績を重視する「献身的な性格」が特に求められるそうです。
また、チームが大きく負けてしまっているときには、敗戦処理のための投手として
厳しい状況の中で何イニングかを投げ続けなければならず、精神的な強さも求められます。
何かと注目を浴びる先発や抑えの投手に比べると、試合途中での
登板・降板ということから、どうしても地味な役回りになってしまいがちですが
チームプレイの中で重要な存在であることに違いはありません。
今回、記録を樹立した山口鉄也投手は、1983年生まれの29歳。
高校卒業後、アメリカでマイナーリーグに挑戦し、2005年には楽天と横浜(当時)の
入団テストに失敗。育成選手として巨人に入団しました。そして2008年に育成選手としては
初めての新人王を獲得し、今年3月のワールド・ベースボール・クラシックでは
チーム最多となる5試合に登板を果たしています。今回の新記録樹立をきっかけに
「中継ぎ」という役割と、山口投手の更なる活躍に注目が集まりそうですね。
今日は『プロ野球 通算ホールドポイントランキング トップ3』をご紹介しました。