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NYに関わるスポーツの経済効果ランキング トップ3(2012/11/5)

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月曜日は、「スポーツ」。


今日は、ニューヨークに関わる様々なスポーツの
経済効果・資産規模のランキングトップ3をご紹介します。


第3位【 NYCマラソン(3億4000万ドル)】

第2位【 NYヤンキース(18億5000万ドル)】

第1位【 USオープンテニス(およそ75億ドル)】


先日のハリケーンで大きな被害を受けたニューヨーク。
その影響で、毎年11月の第一日曜日に開催されているNYCマラソンが中止となりました。
ニューヨークの経済に大きな存在を占めているもののひとつにスポーツが挙げられます。
NYCマラソンも3億4000万ドル、日本円にしておよそ273億円もの経済効果があると試算されており
開催の2日前になって突然発表された大会の中止には、世界中から集まったランナーも驚きました。


もともと、ハリケーンが通過した直後の火曜日にブルームバーグNY市長は
「ニューヨーク復興の象徴としてマラソンは敢行する」と早々に発表していました。
その時点では、ここまでの被害を把握していなかったのでしょう。その発表に対し
「家も電気も食料もない地域があるのに実行するのはおかしい。マラソンに使うお金や
 物資があるのなら、それを被災地域に送るべき」という非難の声が高まり
それを受けて、大会2日前の金曜日の夕方になって中止が決定しました。


中西さんは実際に、マラソンのゴール地点となっているセントラルパークに取材に行き
公園内を走るランナーの声を取材してきました。ゴールゲート前では、大会に出場する
予定だったランナーが記念撮影をする姿なども見られたそうですが、今回の決定に関しては
「残念だが仕方がない。」「被災された方もたくさんいるので、正しい決断だと思う。」
「また来年来るよ!」といった声が聞かれたそうで、公園内にいた方たちは
大会の雰囲気だけでも楽しんでいこう、といった様子だったそうです。


一方、ヨーロッパを中心に世界中から4万5000人ものランナーが集まるというNYCマラソン。
海外からこの大会のためにニューヨークにやって来たランナー達からは
「もう少し早く中止を決めてくれれば、ここまで来なくても良かったのに…」という声があるのも事実です。
ニューヨークにとって、経済効果も含めて非常に意味のあるイベントだったからこそ
今回の中止という判断も難しかったのでしょう。1970年に始まったNYCマラソンですが
40年以上の歴史のなかで、中止になったのは今回が初めてだということです。


ちなみに、マラソンで使用される予定だった発電機やテントなどは被災地で利用されるそうです。
NYCマラソンは市民の絆を強めることを目的にスタートし、ニューヨーク市の5つの地区を
全て走るコースになっています。来年の大会はきっと素晴らしいものになるでしょう。


今日は『NYに関わるスポーツの経済効果ランキング トップ3』をご紹介しました。