車いすテニス・男子シングルス部門世界ランキング(2011/6/6)
月曜日は、「スポーツ」。
今日は、先ほど全仏オープンが終わったばかりのテニスにまつわるランキングです。
第3位「ステファン・ウデ」(フランス)
第2位「マイケル・シェフーアス」(オランダ)
第1位「国枝慎吾」(日本)
こちらは、ITF・世界テニス連盟が発表しています、『車いすテニス、男子シングルス部門の最新世界ランキング』。
堂々の第1位は、日本人選手です。
国枝慎吾選手、今回の全仏オープンの車いす部門で、シングルスでは、準決勝で敗退したものの、
ダブルスでは、フランスのパイファーと組んで、優勝、昨年に続いての連覇を果たしました。
国枝選手は、1984年生まれの27歳。
脊椎の病気のため9歳から車いすに乗り、11歳の時から、車いすテニスを始めました。
高校時代、海外遠征を経験し、本格的に競技に打ち込むようになります。
2007年には、史上初となる、世界4大大会で優勝というグランドスラムを達成しました。
さらに、昨年11月までのおよそ3年間、シングルスでは107連勝という、すごい記録を持っています。
世界ランキングでも、これまでの4年間、1位の座を譲ったことはありません。
車いすテニスは、球筋を読みながら、ラケットを持った反対の手で、車いすをコントロールし続けないといけません。
国枝選手は、このコントロールのセンスが、抜群に優れていると言われています。
オフィシャルブログには、“全仏オープンのコートは、赤土のクレーのため、
ハードコートに比べ3倍疲れる”と書いていましたが、ダブルスでは見事、連覇となっています。
これまで、アテネ・パラリンピックでは、男子ダブルスで金メダル、
北京パラリンピックでは、シングルスで金メダルを獲得した国枝選手。
今の最大の目標は、来年のロンドンのパラリンピックで、シングル・ダブルスともに、二つ金を獲ることです。
その目標は十分、叶えられる強さだと思います。今後の活躍に期待しましょう。