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「どん底のさらに下」からの10連覇!(2017/4/10)

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月曜日は「スポーツ」


まずは週末に行われたスポーツの中から
番組が注目したスポーツニュースのTOP3から!



第3位【 なでしこジャパン国内初戦、コスタリカに3-0で勝利! 】

第2位【 マスターズ最終日、松山英樹が猛チャージ! 】

第1位【 内村航平、逆転で全日本選手権10連覇! 】


今日は、体操の内村航平選手に注目しました。
先日行われた体操の全日本選手権、内村航平選手が逆転で10連覇を達成!個人総合での連勝記録を39に伸ばしています。


昨年のリオ・オリンピックでは、個人総合2連覇、団体とあわせて2冠を達成。この時はぎっくり腰を患いながらも、最後に逆転優勝を果たしています。それから8ヶ月間の療養、リハビリを経ての今回の試合。
さらに昨年12月には、日本体操界で初となるプロへの転向を発表。自らをより厳しい状況に追い込んでの今大会、プロ転向後初となる勝利でした。


「突き詰める」という意味では、内村選手は基本的に試合中は自分の点数を見ないそうです。今大会前の練習では「プロ選手が上手く演技できるのは当たり前」と言い切り、美しい演技を追求。結果、前人未到の10連覇を達成しました。


この8ヶ月間は、本人曰く「これまでの体操人生で一番調子が上がらず、どん底のさらに下だった」とのこと。これに対して、新しい相棒となったコーチが「そんな時もありますよ。」とひと言。何より、このひと言で開き直れたのだそうです。突き詰めるためには開き直りも大切、と中西さん。さらにこうおっしゃっていました。


実際、昨日も決勝前奥さんに「開き直ったよ」というメッセージを送ったそうなんですが、プロである以上、自分の競技を追求していく姿は当然重要なんですが、実はこういった“開き直り”つまり“鈍感力”ですよね。これも必要になっていくと思います。これは仕事の中でもそうなんですけれど、常に突き詰めていく姿と、この“鈍感力”のバランスが彼は素晴らしいと思います。
で、今回は非常に世代交代が進みそうなメンバーだったんですが、1996年生まれの白井選手をはじめとする“白井世代”が非常に力をつけてきていて、彼らも今回の結果を「悔しい」と言っているんです。体操に関しては8年周期で良い選手が出てくると言われていて、例えば内村航平選手の8つ上は、アテネ五輪の金メダリスト・冨田洋之さんの世代ですし、内村選手の8つ下には白井健三選手がいて“白井世代”と言われています。この“白井世代”の力を引き上げるためにも、内村選手にはまだまだ頑張っていただいて、この8つ下の“白井世代”に大きな壁となって立ちはだかっていただきたいなぁ、と個人的には思っております。


今日は、体操の全日本選手権で、前人未到の10連覇を達成した内村航平選手に注目しました。