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大相撲・横綱の在位記録トップ3(2016/8/1)

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月曜日は「スポーツ」


多くの人に強い印象を残した元横綱・千代の富士に関するランキングです。



第3位【 大鵬 】58場所

第2位【 千代の富士 】59場所

第1位【 北の湖 】63場所

こちらは大相撲、横綱の在位期間トップ3です。
2位にランクインした大相撲の元横綱・千代の富士、九重親方がきのう東京都内の病院でガンのため亡くなりました。61歳でした。
今日は、相撲ジャーナリスト・荒井太郎さんにお話を伺います。


中西さん:横綱在位59場所、およそ10年にわたってその地位にいたわけですが、千代の富士がそれを成し遂げられたのはなぜだと思いますか?


荒井さん:若い頃は投げに頼る相撲で、肩をしょっちゅう脱臼していたんですけれども。これを一日500回の腕立て伏せで肩のまわりに筋肉の鎧をまとって、これを克服していって、相撲ぶりも投げに頼る相撲から、前みつをとって速攻という怪我をしない相撲に変わったということが一番大きかったと思いますね。

中西さん:たしかに体は小さかったですけど、本当にすばらしい筋肉をまとってましたよね。


荒井さん:そうです。ある意味、力士らしからぬ体といいますかね。かっこよかったですよね。

中西さん:荒井さんにとって、千代の富士さんの思い出の一番は?


荒井さん:僕はやっぱり、初優勝したときの昭和56年初場所千秋楽の北の湖との決定戦で勝ったんですけど。当時僕は中学生で、蔵前国技館で見ていたので、そのときのファンの熱気というのがすごかったですね。

中西さん:あの当時、千代の富士と北の湖の一番というのはすごく注目されていましたよね。


荒井さん:そうです。強い北の湖に対して千代の富士が上り調子で上がっていったころですね。

中西さん:1980年代の日本に、大相撲ブームを巻き起こした千代の富士さんですが、相撲界への貢献という意味で、どのような存在だったんですか?


荒井さん:千代の富士さんから直接伺った話のなかで、大相撲中継の歴代視聴率のトップというのが、さっき言った千代の富士初優勝のときたっだんですよ。若貴時代ではなくて、この千代の富士優勝のときだったということで。「若貴ブーム」は若乃花、貴乃花の2人で作った数字だろうと。「ウルフフィーバー」というのは俺ひとりで作った数字なんだ、と豪語していました。
まさしく、それを証明した数字ですよね。視聴率ナンバーワンというのは。

中西さん:これから相撲界で引き継いでいってほしい、千代の富士さん、そして九重親方の功績はなんでしょう?


荒井さん:親方としてはやっぱり、大関千代大海をはじめ、今も現役で活躍している千代鳳、千代丸、千代の国という中学を卒業したばかりのたたき上げの力士を関取に育て上げたという功績は大きいですよね。高校とか大学で実績のある選手をそのまま引っ張ってくる、ということではなくて、ゼロから育てあげたというところ、これは大きいですね。ほかの親方衆もそういうところを見習ってほしいなと思います。


相撲ジャーナリスト・荒井太郎さんにお話を伺いました。
たしかに、ウルフブームは俺一人で作ったんだ、というのは、それぐらい大きな存在でしたよね。
今日のランキングに入った3人の力士、白鵬、北の湖、そして千代の富士。いずれもこの3年でお亡くなりになっています。
相撲界が新たな時代を迎えていくためにも、大切なものを引き継いで、伝説を超える存在が出てくることを期待したいですね。
千代の富士関、九重親方のご冥福をお祈りします。


今日は、大相撲・横綱の在位記録トップ3をご紹介しました。