三協フロンテア presents The Starters(ザ スターターズ)

パーソナリティ ユージ・吉田明世20代~30代の若手起業家をゲストに迎え、
彼らがどんな発想や未来への展望を持ってブレイクスルーを起こそうとしているのかお話を伺います。
高い意識とモチベーションで社会に風穴を開けようと取り組む彼らの話が、
「あなたも、世の中を変えられる!」という、
朝、仕事へ向かうビジネスパーソンのやる気のカンフル剤になることを目指してゆきます。

Guest ゲスト

2024.10.29

産地を語り、届ける

株式会社サンブンノナナ
代表取締役社長
尾崎ななみさん
真珠ブランド「SEVEN THREE.」を展開



ONE MORNING「 The Starters 」
火曜日のこの時間は社会に風穴を開けようと取り組む若き起業家をお迎えして
そのアイデアの根っこにあるものや未来へ向けたビジョンを伺います。

今週と来週のゲストは、株式会社サンブンノナナ 代表取締役社長の尾崎ななみさんです。

尾崎ななみさんは三重県伊勢市のご出身。高校卒業後に上京。モデル・タレントとして活動後、企業の商品プロモーション企画・運営を行う会社を設立。また、「伊勢志摩アンバサダー」としても活動されています。

今週は「サンブンノナナ」の主な事業内容をうかがいます。サンブンノナナは、真珠ブランド「SEVEN THREE.」というものを手掛けているということで、まずこの「SEVEN THREE.」の特徴を教えてください。

「SEVEN THREE.は、三重県伊勢志摩産のアコヤ真珠のみを使ったジュエリーブランドとなります。私の祖父がですね、志摩市の英虞湾というところでアコヤ真珠を養殖しています。72年、この職を続けてまして、現在88歳なんですけど現役の職員なんですね。おじいちゃんがずっと続けているっていうのを私は生まれたときから見てたんですけど、その事業を一緒にすることになったんです。」

おじいさんのお手伝いをして知ることとか、そういったことってありましたか?

「私達も真珠ってやっぱり丸くて白いものだと思ってたんですけど、実際手伝っていく中で流通しない真珠っていうのもたくさんあるというのを知ったんですね。それって生産者のもとに留まっていたので、皆さんも知らないですし、私達家族ですらあまり知らなかったっていうことがありました。やっぱり貝が育てているので、機械が作ってるものじゃないんですよ。なのでまん丸になるというのは実はすごく大変で、どうしても貝の中で動いてしまうと、いびつな形、様々な色っていうのができるんです。」

そういったものを見てどのように感じられたんですか?

「私は素直に素敵だなと思ったんですよ。1個ずつ形が違うので本当に唯一無二じゃないですか。なので丸ももちろん綺麗なんですけど、この個性的な形にすごい愛おしさを感じました。私は不ぞろいな形が金魚に見えたことから金魚真珠と名前をつけました。」

金魚真珠の場合はどういった加工を施してるんですか?

「加工は実はしていないんですよ。もう貝から開けて、そのままの形と色を使ってるので、何も手を加えずに、これをどう生かしてジュエリーにするかっていうのを考えたんです。」

みんなが思ってるような真珠って丸くて綺麗なイメージですけれど、あれもちょっと仕上げてるんですか?

「形自体は仕上げていないです。もう本当に誕生したままなんですけど、色は実は真っ白に誕生するものもあれば、穴を開けてから調色といって色を整えるものもあるんですね。レンのネックレスって全部色同じじゃないですか、あれって実は難しいんですね。なのでそのまんまでいける天然のものもあれば、ちょっと色を整えるっていう作業も実はしているんですね。一番高いのは一つでできるまでに3年から4年かかってるんです。なので高いっていうのは色形というよりはもう年月がすごいかかってるんですよ。」

金魚真珠と名付けたとさっきおっしゃっていて、コレクションが百花、百の花と書いて百花ということなんですけどもその他にも種類があるんですか?

「そうですね。いろいろな真珠を使ってるので、やはり皆さんが知ってる丸いものもございます。で、様々な形のもの色合いというものを百花というコレクションで出していまして、今回ちょっとピックアップさせていただきたいのは、インスタグラムで1日1粒紹介している、365日の金魚真珠というものがあるんですね。これが1日1個投稿していって全て1年完走してから商品を発売するってことをしているので、何月何日に世に出た真珠というのも展開していて、まさに1個出てしまったらもうないという。」

購入された方の評判というのはいかがですか。

「そうですね、女性はもちろん、実は男性にも人気なんですね。真珠ってイコール女性がつけるものっていうものをイメージされてたと思うんですけど、実は最近メンズパールと言って男性にも人気で、男性女性問わず私達のブランドは実は買っていただけるんですね。丸いとちょっと上品すぎちゃうと言って、ちょっと若い子は避けてる方が多かったんですけど、実はもう本当に20代後半の方から60代ぐらいまで幅広い方が使っていただいてまして、ちょっと丸が上品過ぎちゃった方が日常使いで取り入れやすいというのが金魚真珠なんです。あとブルー色が結構人気で、やっぱりちょっと白だと可愛すぎちゃうんですけど、ちょっとブルーだとスーツとマッチするのですごく人気です。」

海外の輸出などはされてるんですか?

「現在はまだ行っていないんですけど、アコヤ真珠というの本当に海外からすごく評価が高いんですよ。なので私達も金魚真珠を海外進出に向けてというのは今準備中です。」

いいですね。こっちの方がいいというものもたくさんあるので、これは流行りそうな気もします。ちなみにこれ買いたいってなったらどこで買えるんですか?

「オンラインショップで販売しているので、『SEVEN THREE.』とネットで調べていただいたら、オンラインショップが出てきます。なので全国皆さんの元にお届けできます。金魚真珠でも調べると結構Web記事とかもたくさん取材させていただいたので、ご覧いただけると思います。」

金魚真珠を手がけてみて改めて感じたことなどはございますか?

「そうですね、やっぱり今まで流通しなかった真珠を使うというのは最初から思ってたんですけど結構大変なハードルはやっぱりありました。1個ずつ本当にまず知っていただくということがスタートで、こうやってラジオとかにも出演させていただくことで皆さんに知っていただけるので、ようやく認知が広がってきたなと感じています。」

株式会社サンブンノナナの尾崎ななみさんにお話を伺いました。ありがとうございました。


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