三協フロンテア presents The Starters(ザ スターターズ)

パーソナリティ ユージ・吉田明世20代~30代の若手起業家をゲストに迎え、
彼らがどんな発想や未来への展望を持ってブレイクスルーを起こそうとしているのかお話を伺います。
高い意識とモチベーションで社会に風穴を開けようと取り組む彼らの話が、
「あなたも、世の中を変えられる!」という、
朝、仕事へ向かうビジネスパーソンのやる気のカンフル剤になることを目指してゆきます。

Guest ゲスト

2024.08.06

無名のブランドを有名ブランドに

株式会社LITA
CEO
笹木郁乃さん
売上拡大のビジネスパートナーのPR代行サービスを展開



ONE MORNING「 The Starters 」
火曜日のこの時間は社会に風穴を開けようと取り組む若き起業家をお迎えして
そのアイデアの根っこにあるものや未来へ向けたビジョンを伺います。

今週と来週のゲストは株式会社LITA CEOの笹木郁乃さんです。

宮城県出身の笹木郁乃さんは、大学卒業後、自動車部品メーカーに勤務。その後、エアウィーヴなどのPRを担当し、売上拡大に貢献。2016年に独立、2017年にLITAの前身となるPR会社を設立されています。


今週はLITAの主な事業について伺っていきます。まずはこのPR会社という業務内容についてなんですけど、一般的にはPR会社というのはどういうことをする会社なんですか?

「そうですよね、私も以前は何屋さんだろうって思ってたんですけど、一言で言うと、無名の企業さん、会社さんをテレビとか新聞とか雑誌とか、今だとネットニュースとかに出しまくることで有名にするというそういうお手伝いをしてる会社ですね。」

広告代理店とはどういったところが違うんですか?

「広告というのはテレビCMとか新聞広告とかでお金がかかりますよね。自分でこういうロゴとかこういう音楽で入れてくださいって全部指定できるんですけど、一方PRは番組のそのものでご紹介いただいたりとか、ネットの記事総務そのもので記者が記事に書いていただくっていうことで、やっぱメディアって、こういうラジオもですけど番組そのものを聞きたくて聞いてたり、はい新聞の記事そのものを見たいから見て、なので広告よりもすごく影響力と信頼度を持ってお伝えしてもらえる。お金もかけずにですね、なので結構無名の会社ほど、広報でいろんな番組ですとか記事でご紹介いただくと、この会社知らなかったけどこんなすごい商品なんだみたいな、例えば何かそういう信頼を爆上げしてくれるみたいな効果があります。」

プロフィールでもご紹介しましたが、エアウィーヴのPRを元々担当されて、売り上げ拡大にも貢献されたということですが、これはどういう経緯で関わるようになったんですか?

「私元々自動車の研究開発をしてたんですけど、何か一言で言うと性格に合わなかったんですね、研究開発が。やっぱり自分の人生後悔したくないと、人生レベルの決断で考えたときに、社会に影響を与える仕事したいなと。そのときにちっちゃい会社を大きくしたい自分の力で、しかも広がることで世の中が良くなるような商品を広めたいと。で、できたばっかりの社員1人目っていう形でいろんな会社転職活動したときにエアウィーヴができるぞっていうタイミングで出会えまして、入社させていただいたっていう本当に社員1人目として入りましたね。」

そこではエアウィーヴのPRを担当されてたんですか?

「最初は営業とか広報とかカタログ作ったり、社員1人目なので全部やっていたんですけど、結局無名の名も知られてないマットレス8万円で買ってくださいって営業しても、全然見向きもされなくて、むしろ怪しいみたいな感じですごいハードルが高くて、いやこれ本当に難しいなと。でも隣のマットレスメーカーを見ると、雑誌見ました、新聞見ました、友達も使ってます、とかもうお客さんから買いに来ましたって来てるんですよね。無名と有名の差ってこんなあるのかって体感しまして、なるほど物は素晴らしいものなんだけど、有名にさせるというための手段としていろいろ調べたときにこのPRというのがあるということで、何かよくわかんないけどやろうかとなりました。

エアウィーヴの広報で学ばれたことは多かったですか?

「やはり無名の商品を有名にという過程を見れたので、こんなにも素晴らしい商品、元々商品は変わっていないのにPRの掛け合わせをすることで、1億から5年で115億に売り上げが変わったんですね。社員1人目だったのが、社員500名ぐらいに5年でなる過程を、めっちゃ楽しい!何これ魔法!みたいな。でもたまたまかなって思ったんですよね。なのでもう1回バーミキュラってお鍋の会社に転職をして、またそこもお鍋が売れてないっていうところから、私が1年間関わることで12ヶ月待ちになるぐらい殺到して、11億だった会社が44億ぐらいにというそれを見て、もう絶対PRだというふうにもう確信しちゃったっていうところですね。」

他のPR会社等とこのLITA、違う特徴や強みというのはあるんですか?

「一般的にPR会社ってもっとメディアの方がマスコミ事情を知ってるからPR会社やるっていうことが多いんですけど、私はどっちかと言ったら売れないベンチャー企業出身なので、もうその企業さんの味方をしたいっていうところがあるので、とにかくコンセプトとしてはメディアに1回2回乗ったらいいねじゃなくて、無名のブランドを有名ブランドにするということをゴールに結構泥臭く二人三脚して深く関わるというところが特徴的ですね。」

メディアといってもテレビはもちろんラジオ、SNSなどいろいろあると思うんですけども、そのあたりのその影響力というのはいかがですか?

「やっぱりテレビはまだ強いですね。今若者も含めてどのメディアを見てるかってトップ2がテレビとネットというデータで、ネットからはSNSとかも含めてなんですけど、それぐらいまだトップ2にテレビが入ってるんですよね。なのでテレビに出ると本当に一気にアクセス上がって売り上げ繋がったりっていうクライアントさんも未だにすごく多いです。」

実際そういったところへはどうやって売り込んでいらっしゃるんですか?

「二つ方法があって、まずプレスリリースを書くっていうとこなんですけど、うちの会社はですねプレスリリースよりも企画書という、もうちょっと入り込んだものを作って、それをメディアにつぎ届けるという届け方、電話したりメールしたり訪問したりというこの二つをどれだけうまいやり方でやるかっていう感じですね。結構メディアPRって、営業とかと違ってやったことない会社の方が多いので、そういう意味ではここはプロにおまかせしようみたいなものになる方が多いですかね。」

ちなみにリーダーではPR塾というサービスも展開されてるんですね。

「そうなんですよ、PRできる人そのものを増やしたいと。当時のエアウィーヴとかで私ができなかったけどできるようになることで会社の運命を変えた、そういう人を増やした方がもっと社会が早くよくなるんじゃないかと。なのでうちの会社がというよりもPRできる人を増やすっていう塾を今8年目ですね。これまで1800人とか卒業生がいます。」

最後にこれまで乗り越えてきたハードルを教えてください。

「私はもうとにかく会社を今大きくして仲間を集めてというところで、初めてこの社員を採用して仲間とやるっていうのは、エアウィーヴのときも一社員でしたし、そんなにやったことがなくて、その仲間とともにやるっていうのに最初本当四苦八苦しまして、そこの中で本当に自分自身リーダーシップとか仲間とかマネジメントというのを学んで今があるんですけど、一時は9割の社員が辞めるとかということもありながら今に至っているという形ですね。」

株式会社LITA CEOの笹木郁乃さんにお話を伺いました。ありがとうございました。


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