三協フロンテア presents The Starters(ザ スターターズ)

パーソナリティ ユージ・吉田明世20代~30代の若手起業家をゲストに迎え、
彼らがどんな発想や未来への展望を持ってブレイクスルーを起こそうとしているのかお話を伺います。
高い意識とモチベーションで社会に風穴を開けようと取り組む彼らの話が、
「あなたも、世の中を変えられる!」という、
朝、仕事へ向かうビジネスパーソンのやる気のカンフル剤になることを目指してゆきます。

Guest ゲスト

2024.07.02

様々な事業で自分らしさを咲かせる

僕と私と株式会社
CEO
今瀧健登さん
Z世代に関する企画・マーケティング事業などを展開



ONE MORNING「 The Starters 」
火曜日のこの時間は社会に風穴を開けようと取り組む若き起業家をお迎えして
そのアイデアの根っこにあるものや未来へ向けたビジョンを伺います。

今週のゲストは先週に引き続き、「僕と私と株式会社」CEO の今瀧健登さんです。

今瀧健登さんは大阪出身、現在26歳。2020年11月に会社を設立。Z世代へのマーケティングなどが専門で、花王「エッセンシャル」の限定パッケージや、サントリー「BAR Pomum」のTikTokショートドラマなどを企画されています。

今週は会社を創業されるまでを伺います。今瀧さんは大阪生まれで、大学は横浜国立大学ということで、大学は国立を基本目指して受験されたんですか?

「そうです、元々法政二高という法政大学の付属の高校行っていて、途中で教員を目指すとなったときに、家から近かった横国が教育学部があったので、そこを目指したという形ですね。」

教員になりたかったんですか?

「そうですね、ずっと学校の先生目指していて、大学3年生ぐらいまではもう先生以外そもそも選択肢として考えてなかったですね。」

それが突然、誕生日プレゼントに自分に会社を作ってしまう青年になったのはどうしてなんでしょうか?

「学校の先生で結構早めにあの現場とかでも働かせてもらっていて、その中で学校教育を変えようと思ったときに、これは中から変えるよりも外から変えた方がスピード軸が合うんじゃないかなと思ってビジネスサイドに行ったという流れになりますね。」

今の学校教育のどんなところにちょっとこうした方がいいなという思いがあったんですか?

「たくさんあるんですが、一番課題だなと思っているのは、教師、学校の先生に対しての評価が、基本的には減点方式の評価制度なので、いい授業をしたから、給与が上がるとかではなくて、年功序列型で上がっていく、何か問題が起きるとそこに対応しなければいけないみたいなモデルになってるので、なんかそこがやっぱり評価と紐づいてないんですよね。なので逆に言うと現場が結構腐りやすいのかなというふうには思っていて、働き方とか変えないと先生たちがどんどん優秀じゃなくなっていったり倍率が低くなってしまうと、人材が育たなくなるので今後の日本が結構大変になってしまうというのは懸念としてありますね。」

教育とか先生の思いというのは今も持っていらっしゃるんですか。

「そうですね、教育の思いは今もあって、今はまだ教育というとこに触れられてはいないんですけれども、ここから僕たちが子供を持つ世代になったときには親に対しての教育みたいなことはやりたいなと思ってますね。」

みんなの意識を、Z世代を通して変えていくということなんですね。ちなみにお誕生日プレゼントに起業したということなんですが、それは大学生の頃ですか?それとも卒業されてからですか?

「大学を卒業して、リンクアンドモチベーションという組織コンサルの会社に入社をしまして、約半年後ぐらいの2020年11月に設立をした形になります。」

かなりここら辺のスピード感がすごいんですけど、しかもコロナ禍ですよね?

「そうですね、逆にコロナ禍だったから起業したっていうのが大きくて、2020年4月入社だと、入社していきなりコロナが来るというコロナ世代とも言われていてなのでもう新卒研修とかも全部オフラインの予定だったのがオンラインだったんですよ。通勤時間がなくなったのでめちゃくちゃ暇になって、もう1回また授業をやるかってなって、僕と私と株式会社ができた形になります。会社での学びは結構オンラインも多いですね。ただ、オンラインだけに関して言うとまだその会社は元々オフラインが基本だったのでオンラインであんまりやってはいなくて、オンラインは逆に言うとオンラインで繋がった友達とか起業家から学んでたことが多かったかもしれないです。」

そして11月に僕と私を創業ということで先週伺って驚いたんですが、自分の誕生日プレゼントにまず会社を作った。そこから何をするか考えたということでメンバー集めとか企画というのはどうやって行ったんですか?

「メンバー集めで言うと、本当に何かみんなが集まってきたっていうとあれなんですけど、採用というのも媒体とかあまりがっつり使うことははあまりやっていなくて、メンバーも9割以上リファラル、人が人を集めてくるみたいな、友人採用じゃないですけど、それみたいなのがずっと連鎖をしていて先週も4人リファラルで応募が来たみたいな形ですね。」

インフルエンサーの横の繋がりとかも結構あるんですね。

「インフルエンサーの横の繋がりもありますし、逆に言うとインフルエンサーが3分の1なので、残りの3分の2は普通に一般の会社で働かれた方々が、それこそ結婚を機にワークライフバランスを整えたりとか、もう少し日本全国だったりだとか世界でも働いてメンバー何人かいるので、そういうフルリモートで働ける会社で働きたいというので来ることが多いですね。」

採用の面接をサウナで行ったって聞いたんですけど、本当ですか?

「そうですね、うちはサウナ採用というのをやっていて、面談までいかない、あるいはその会社に受けるまでは行かないんだけどちょっと興味があるなみたいな、潜在的な人たちを、一緒にサウナ行ってお互いのことを知るぐらいの何かそういったことはやってますね。従来の採用システムって1時間2時間の面談で一緒に働くのを決めるのってすごい難しいなと思っていて、別に採用される人とする人の関係性ではなくて、シンプルに人と人で、なんかサウナに行くのはいいなと思っていてカフェだとなんかどうしてもずっと喋らなきゃいけないじゃないですか。サウナだと1人でのんびりいても大丈夫かなっていうのもあって、だしリラックスできるので、結構オープン的に話すこともできるかなと思います。」

月に1回、1週間、社員旅行をされるんですよね?

「そうですね、ワーケーション制度というのがあって、月に1回1週間どこか行って現地集合、そのときの滞在費や宿泊費だったりだとかご飯代は会社が負担するという制度があります。」

そして今瀧さん、去年『エモ消費 世代を超えたヒットの新ルール』という本刊行されました。こちらどんな内容になっていますでしょうか?

「このエモ消費が、マーケティング上のエモを再定義していて、エモーショナルとかえも言われぬというところから来てたりするんですけど、僕の中ではの経験×ハッピー×コミュニケーションっていうこの三つの掛け算がマーケティング上のエモあるっていうふうに位置づけています。で、これを使うことで潜在的顧客が顕在化するというような手法なんですけど、もっとわかりやすく言うと、例えばこの靴いくらですではなくて、何かこの靴を履いて走ったことによって、いつもよりジョギングが楽しくなって自分を好きになったみたいな、いわゆる何か情緒訴求だったり世界観の訴求だったりっていうのをやるマーケティング手法をまとめた本になります。」

どんな世代に読んでもらいたいですか?

「そうですね、Z世代に対しては結構刺さる内容にはなってるんですけど、どちらかというとZ世代のことを知らない方々であったりだとか、あとは人を喜ばせるのが好きな方に読んでほしいなと思っていて、理由はこのエモマーケティングの一番最上級がプレゼントだと思っていて、経験×ハッピー×コミュニケーションなので、もらった人がどうやったら喜んでくれて、何て言ってくれるのかなと考えてやる消費行動はこれエモ商品もなっていて、何かそういったものが好きな人たちにはそれをマーケティング上、言語化しているのでぜひ読んでほしいなと思います。」

最後にこれからの夢を教えてください。

「これからは僕わたギルドっていういろんな会社をどんどん作っていったり事業を作っていきたいなと思っていて、今年の夏もバーと肌質サロンがオープンする予定なので、いろんな事業を増やしていきたいなと思っています。」

僕と私と株式会社の今瀧健登さんにお話を伺いました。来週もよろしくお願いします。


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