三協フロンテア presents The Starters(ザ スターターズ)

パーソナリティ ユージ・吉田明世20代~30代の若手起業家をゲストに迎え、
彼らがどんな発想や未来への展望を持ってブレイクスルーを起こそうとしているのかお話を伺います。
高い意識とモチベーションで社会に風穴を開けようと取り組む彼らの話が、
「あなたも、世の中を変えられる!」という、
朝、仕事へ向かうビジネスパーソンのやる気のカンフル剤になることを目指してゆきます。

Guest ゲスト

2024.06.04

お金の心配なく若者が成長できる社会を

株式会社ガクシー
代表取締役
松原良輔さん
学生・保護者向け奨学金検索サイト『ガクシー』を運営



ONE MORNING「 The Starters 」
火曜日のこの時間は社会に風穴を開けようと取り組む若き起業家をお迎えして
そのアイデアの根っこにあるものや未来へ向けたビジョンを伺います。

今週のゲストは先週に引き続き株式会社ガクシー 代表取締役の松原良輔さんです。

松原良輔さんは大学卒業後、最初に入社した会社で経営企画や採用業務に従事。その後会社を立ち上げ、成功に導き売却、2019年に奨学金市場のDX化を目指したガクシーを設立されています。

今週は松原さんのこれまでについて伺います。松原さんは大学卒業後に入った会社を辞め、学習の前にも会社を創業されていますが、元々いつかご自身で会社やりたいというふうに思われてたんですか?

「そうですね、なんかおぼろげには思っていたという形で、そもそも前の会社を創業したきっかけは、その会社自分が天才だと思える仲間がいて、彼がやりたいって言ったので一緒に付いてったっていうのが事実です。」

就職活動中の話を聞きたいんですが、どの業界に入ろうと思ってたんですか?

「夢とかそういうのがあまりなかったので、父親が化学業界にいて、素材についてやっていたので、なかなかちょっとメジャーどころではないんですけど、ひたすら父親の影響でそういうのに携われればなというのが最初の就職活動中でした。」

ガクシーの前にも会社も立ち上げて、もう売却もしてるとのことですが、こちらはどういった会社だったんですか?

「一言で言うとグローバル採用支援という、海外にいる学生、外国人や日本人の留学してる方を日本にある企業が採用するのをお手伝いするみたいな形で始めたのが、少しずつ学生とか学校に、自分の興味や仕事内容もそうですけど、だんだんとフォーカスしていったということですね。」

フォーカスが変わった理由とかきっかけはあったんですか?

「前の会社を8年ぐらいやって、一旦ノウハウというか、アメリカ・イギリス・アジア・インドとか全てが対象にできて、一旦ノウハウは溜まったので、もうこれは大きな資本、要は労働力を持ってるところと組んだ方がより日本のためになるということで、一旦売却というかくっつくという形になりました。」

売却して、そこの会社との繋がりも関連性のあるような新規事業・奨学金という方向で会社を立ち上げたんですね。

「そうですね、やっぱり前の会社のときにいろんな海外の学生とかと触れ合う中で、日本の学生の、主に金銭面ですけど、恵まれてない環境という課題があって、日本の30年後を担うのは今の若者なので、そこの勉強する環境でも既に海外に負けていたら、また30年後も日本で負けるだけなので、そこで何かできればなというのが今のガクシーのスタートですね。」

日本の奨学金と海外の奨学金ってそんなに違うんですか?

「そうですね、そもそも総量というか、大学の授業料とかはい必要な1年間の学費があると思うんですけど、アメリカとかだとこれの7割に相当する金額の奨学金とか寄付金が流通していて、日本だと10分の1ぐらいしか奨学金の額がないので、まず根本的に支援料が足りてないですね。当然7割もあるので、いろんな仕組みというか、そういうものも整っています。」

利用する人というのは、少ないというか情報が足りてないというところも原因にあるんですか?

「そうですね、情報が行き届いてないと思ってます。我々ガクシーというサイトを作って情報のマッチングに努めているんですけど、ガクシーのサイトがない前は極端に言ってしまえば、大学の掲示板しか入口がなかったので、要は何千とある奨学金があそこに一斉に載るわけもなく、というので情報が届いてないというか、必要な人のところに行き渡らないという感じでしたね。」

例えば家庭にも奨学金の情報は届いてほしいなとはもちろん思うんですけど、進路指導する高校とかにもその情報というのは広げるべきなんでしょうか?

「個人的に広げるべきだと思ってます。ただ、今やっぱり業務というか、そこの高校大学とかの現場の方って結構大変だと思うので、何がしかの支援を盛り込みつつ、そこが担うしかないかなと思っています。本来は行政がやってくれると一番楽なんですけど、現実はなかなかそこまでできていないかなと思います。」

これからのこの奨学金を有意義に使っていただくためにも、どういったサービスをガクシーでは強化していきたいですか?

「そうですね、一番はやっぱり学生にお金が行き渡るというか、奨学金が行き渡るのが目指す世界なので、いろんな形で渡るサービスをできればなと思っています。例えば今ない機能で言うと、考えるならばクラウドファンディングみたいな形で、学生からこういうことをやりたいので、こういう奨学金をくれませんかみたいなイメージとか、そういった形でお金が行き渡る、マッチングが強化できるようなサービスをどんどん作っていきたいなと思っています。」

最後に、これからの夢を教えてください。

「今やっているガクシーを通して、若者が挑戦とか学びにお金の心配なく立ち向かえる、諦めなくていい社会を実現できればなと思っています。子供の学費とか、例えば海外留学したい数千万かかるでも自分に財力がない、これが自分のなんか無力さでやってあげられないみたいな、私も子供がいるんであれなんですけどもこの切なさというか、そういうのも取り除きたいと思いますし、本当にお金の心配なく若者が成長できるそういう社会が作れればなと思っています。」

株式会社ガクシーの松原良輔さんでした。ありがとうございました。


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