2023.08.15
人の想いを大切に
ONE MORNING「 The Starters 」。
火曜日のこの時間は社会に風穴を開けようと取り組む若き起業家をお迎えして
そのアイデアの根っこにあるものや未来へ向けたビジョンを伺います。
今週のゲストは先週に引き続き、AMATELUS株式会社の下城伸也さんです。
おはようございます。
下城伸也さんは大学在学中にIT企業を設立し年商22億円、社員220名まで拡大させますが、ITの更なる可能性を見据えて2017年にアマテラス株式会社を設立。
これまでにないアプローチからの自由視点映像システム「SwipeVideo」を開発、エンタメ、スポーツ、教育、ECなど、ジャンルにとらわれず多視点コンテンツを展開されています。
今週は下城さんのこれまでについてうかがいます。下城さんは大学在学中にIT企業を設立したということなんですが、どういった会社だったのですか?
「Webのソフトを開発する会社で、それまで個人で使われる日記だったブログを使って企業が簡単にホームページを作れるようにするというソフトを開発しました。」
その会社が年商22億円になるまで成長させたということですが、
どうやって大きくしていったんですか?
「在学中だったので大学の友人と一緒に立ち上げて、5、60人は友人と友人の友人で大きくなっていきました。ソフトを開発してから法人営業をはじめて、当時は若い勢いで頑張っているから応援してくれるという風潮もあってか、契約してくれるお客様も多くいて、徐々に大きくなっていったというところです。」
就職活動はせずに起業されたんですか?
「就職活動はしていて内定もいただいていたんですが、その後ニューヨークに行ったときに、自分の能力をもっと評価していただけるようなビジネスをしたいと思うようになり、就職より起業だ!ということでニューヨークから帰ってきて、内定を蹴って起業という道を選びました。」
会社は続けようと思わなかったんですか?
「今のSwipeVideoのようなことをやろうと思っていたのですが、よくある中小企業病と言われたり大企業ならあるあるの、新しいことをやろうとすると時間がかかってしまうということがすごくストレスで、やるなら外で新しく作ったほうがいいと思い、AMATELUS株式会社を起業しました。」
AMATELUSの創業前に世界一周旅行をされたそうですが、これはニューヨークでの経験があったからですか?
「1社目に起業した会社で、だいぶ精神的に窮屈だなと感じていて、このまま残りの人生を過ごしていいのかと考えた時に、まだ世界を見たい、残りの時間の使い方を一回整理したいと思い、元々世界一周ということもあって、行ってみました。」
行ってみてどうでしたか?
「自分の中で答えが出まして、考えすぎていたなというのがあって、世界遺産や美術館など人々が興味を持って行く場所はなんで人が集まるのかと思って見に行っていたんですが、世界中のありとあらゆるものが人の想いで作られているなと思って、その想いに賛同して人が集まると感じました。そのことにだいぶ影響を受けて、AMATELUSの企業の理念にも想いを大切にするというのが入っています。」
将来起業したいと思っている方にアドバイスするならどんなことを言いますか?
「今は起業しやすいと思うんですよ。僕が20年前に起業した時はおかしいんじゃないの?と言われるような時代だったんですけど、今は環境がものすごい整っているので、思いついたらやってみるでいいと思っています。かたく行くなら本業をやりながら副業としてチャレンジするというところからでもいいと思います。」
最後に、これからの夢を教えてください。
「もう一回世界一周したいと思ってまして、前回行ききれなかった国がまだあるので、行ってみたいなと思っています。」
AMATELUS株式会社の下城伸也さんでした。ありがとうございました!