三協フロンテア presents The Starters(ザ スターターズ)

パーソナリティ ユージ・吉田明世20代~30代の若手起業家をゲストに迎え、
彼らがどんな発想や未来への展望を持ってブレイクスルーを起こそうとしているのかお話を伺います。
高い意識とモチベーションで社会に風穴を開けようと取り組む彼らの話が、
「あなたも、世の中を変えられる!」という、
朝、仕事へ向かうビジネスパーソンのやる気のカンフル剤になることを目指してゆきます。

Guest ゲスト

2021.02.02

遊びで世界平和

プレイライフ株式会社
代表取締役
佐藤太一
遊びをシェアするメディア



ゲストは、先週に引き続きプレイライフ株式会社代表取締役の佐藤太一さんです。
おはようございます。よろしくお願いします。
1982年生まれ、北海道のご出身で青山学院大学、早稲田大学大学院から様々な会社のコンサルティング部門を中心に経験を重ね、
2013年にプレイライフ株式会社を創業されています。

先週はプレイライフの主なサービスについて伺いました。
本当に面白いサービスがたくさんあって、みんなのほんとコロナの状況においても、
「集まりたい」とか「人と遊びたい」、「人と繋がりたい」、
という気持ちにフィットした面白いサービスだなと思いました。
さて、今週は佐藤太一さんのこれまでを探りたいと思います。
まず伺いたいんですけど、企業をしようという思いは子供の頃からありましたか?

「全くなかったですね、本当はアーティストかスパイかどっちかって感じしかなかったですね。」

スパイになりたかったのですね!
スパイはいつ諦めたのですか?

「実は、スパイの大学院まで行きました。
スパイというか、国連職員の養成の大学院です。
安全保障理事会、そこの関連組織の職員を養成している大学院がありまして、
そこに行きましたね。
007とミッションインポッシブル見て、これしかないなと思って、
小学校の時にそう思っちゃって」

スパイ以外も勉強されたんですか?

「いや、それだけです。でも中退してまして、
“ミッションインポッシブルとか007みたいになりたいです”って言ったら
リサーチしたりとか、レポーティングしたりとか、
すごい地味な、シンクタンクだったりとか、結構コンサルに近い仕事だと思うんですけども、そういう仕事だったんで、
“あれ綱渡りしたりとか、なんかいろいろを盗んだりとかそんなのないんですか?”って聞いてみたら”そんなことしたら国際問題になるだろう”と至極当たり前な返答がきて」

最前線で情報を得るみたいなことは出来ないってことが分かっちゃったわけですね。

「ちゃんと OB 訪問しておけばよかったと思いながらですね」

会ってくれないでしょ、スパイだから(笑)
それでそのコンサルの方に行ったのですか?

「スパイの夢破れて、もう一つの夢のアーティスト、音楽の方で仕事したいと思って、
大学院大学に入りなおして音楽活動やってたんですけれども、
音楽も結局ビジネスだなって実感したんですね、
ビジネスもうちょっと極めるためには、手っ取り早く短期間で極めるには、
コンサルが一番良いだろうという風に思って、
そこでコンサル業界に行きました。」


すごいな、とんでもなく一直線に行くんですね。まっすぐに、

「単純にですね、音楽の才能がなくて、、ずっと音楽やってきた人に勝てないなって分かったんですよね」

それでその音楽を支えるために、コンサルになろうみたいなことだったわけですか?

「その通りです。」


コンサルの会社がかなりハードに働いていたという風に伺ったのですが、
これどういう風に働いてらっしゃったのですか?

「あの1ヶ月で520時間超えるぐらい働いてまして、
もう完全にアウトですよね、ブラックというよりかは、
たまたまそういう時もあったっていうところで、
ちょっと僕が全然仕事できなかったっていう、、
そこで駅のホームで倒れてしまって、その時の走馬灯が
子供の時に秘密基地を作ってる絵しか思いつかなかった。」

え、それが今の会社を起業するきっかけですか?

「その通りです」

すごい!秘密基地で遊んでた自分をビジネスにしようと考えたわけですね?

「そうですね、大人になっても毎日が秘密基地作りみたいな、
ワクワクするような日常を作ってやろうと、会社も全部小学校みたいな形にして、
僕らの会社、普通に10時18時で働いているんですけども、
そのうち小学校買い取って、1時間目”営業”とか、2時間目”マーケティング”とか、
6時間目終わったらみんな部活やって、6時ぐらいには帰ってみんなでご飯食べようみたいですね、そういう学校を会社にしようとかそういうのも考えたりとかですね。
まあそういう理想があって、”プレイライフ” 人生を遊び倒せという意味を込めて作ったという形ですね。」

遊びをコンセプト、今ここまで聞いて、すごくいいなと思いますし、
面白いなと思うんですよね。
軌道に乗った瞬間、これは行けるなと思った瞬間はどういうタイミングでしたか?

「最初からですね。人生は基本的に、学校行くか、仕事行くか、寝るか、遊ぶか、
じゃないですか。大分していくとそうじゃないですか。
だったら遊ぶ時間がめちゃくちゃ多いし、
遊びにお金使うんだったらそこは全然いけるなと思いましたし、
あとは最近、僕らが始めたオンラインでのチームビルディング、
内定者とか新卒のつながりを作りましょうというので”バヅクリ”ていうところで、
遊びの B to B って実はないんですよね。
遊びの B to Cはたくさんあります。」

そうですね、企業同士で遊びをどうしようっていう話ってなかなかないですよね。
今、働き方改革っていうのが言われて、だいぶ経ちますし、
やっぱり社会の見え方って変わってきて、どうやって余暇を使うかとかっていうこと、
ただ、まだまだ企業だったり、社会ってのは、働く事のウエイトの方が大きいっていうのが実際のところだったりしますよね。
でもこういう考え方でいくと、遊ぶっていうことも人生の一部だってことを
少しずつ緩和させてくれる可能性があるし、
ましてや会社同士で、会社から提案された、会社が取り組む遊びって考えると、
社員たちもそれに参加しやすいっていう環境は作れるのかもしれないなと思いますね。

「そうですね、今は社員同士のつながり作りだけじゃなくて、
不動産もやってまして、同じビルに入ってる会社同士を繋ぐって事をやっています。
例えば同じビルに入ってる会社の社長飲みをオンラインでやりましょうとかで、
僕らがオンライン飲みを仕切って、皆さん最初はレイアウトについて語りましょうとか、
そうしたら同じビルに入ってるのにエレベーターで挨拶もしないとってほとんどじゃないですか、そういうのがなくなるなと思って、
同じビルに入ってるみんな友達になれるじゃないですか、
だから遊びってただ単に”みんな楽しかったね”だけじゃなくてそこで繋がりが生まれて、
遊んだ後の日常生活がこんなにも鮮やかになるっていうところを僕らは作っていきたいなと、そしたら不動産もできるし、介護施設とか病院とかもできるし、繋がりを求めてるものに関しては全てボクらがアップデートできるんじゃないかなと思います。」

つながりって本当に大事だなーってなってきたんですよね世の中、
昔から人脈ってどう繋ぐかって言われたんですけど、
やっぱりビジネス観点で繋ぐってことが多くて、
そうなるとどうしても何かしらの遠慮とかパワーバランス弱く、
大きい企業の方に会いたいと思っても、自分の方が小さい企業だったらそれはただの、、
言葉選ばず言うとごますりなんじゃないのみたいな、
そういう力関係が出てくるけど、
取っ払われますよね、遊びだったらね。

「なんかゴルフ行って、仲良くなって仕事に繋がるとか結構あるじゃないですか。
結局ゴルフっていう遊びが間にあるから、緩衝材になってハードルを下げて、
そこで人と人が繋がれるっていうがきっかけになると思うんですよね。」

そうですね、面白い話でもっと伺いたいですけどそろそろ時間来てしまいまして、
最後に佐藤さんのこれからの夢を教えていただけますか。

「世界平和です。遊びで世界平和本気で出来ると思ってまして、
対立してる国をどういう風に仲良くしましょうかって言ったらもう遊びでしょと、
もしかしたらこれ対立してる民族だったり、国同士の人トップが、
鬼ごっことかくれんぼしたらめちゃくちゃ仲良くなってですね、
運動会とかやっても全然いいと思いますね。
そしたら核兵器よりも遊びの方が全然破壊力あるでしょというところを
僕が証明してみせます。」

すごい、新しいオリンピックが生まれるかもしれない、世界各国の人が遊びに来る。
そういう時代が来るかもしれない。
素敵なお話ありがとうございました。
2週に渡ってお話を伺いました、
プレイライフ株式会社代表取締役の佐藤太一さんでした。
ありがとうございました。

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