三協フロンテア presents The Starters(ザ スターターズ)

パーソナリティ ユージ・吉田明世20代~30代の若手起業家をゲストに迎え、
彼らがどんな発想や未来への展望を持ってブレイクスルーを起こそうとしているのかお話を伺います。
高い意識とモチベーションで社会に風穴を開けようと取り組む彼らの話が、
「あなたも、世の中を変えられる!」という、
朝、仕事へ向かうビジネスパーソンのやる気のカンフル剤になることを目指してゆきます。

Guest ゲスト

2017.09.26

運動会を通じで社内を活性化!

運動会屋
CUO(チーフウンドウカイオフィサー)
米司隆明
諦めずに続けていくということ

今回は、「運動会屋」CUO(チーフウンドウカイオフィサー)
米司隆明さんをお迎えしました。
米司さんは、1980年山口県生まれ。
大学卒業後、一般企業を経て、2007年に法人を設立。
2008年から企業向けの運動会のプロデュースをスタート。
これが注目を集め、かつて盛んだった社内運動会が
再評価されるきっかけとなりました。
人呼んで運動会のマエストロ。
五つ星の運動会マイスターとも呼ばれています。

まずは、起業のキッカケについて伺いました。

「元々何かで起業しようと思っていて社会人生活を送っていたんですが、
 スポーツが好きなので、スポーツで社会に役立つことがしたいと
 始めたのがキッカケです。」

実際に、どのくらいの企業が運動会をやっているのでしょうか?

「昨年で言うと、210件の運動会のプロデュースをさせていただきました。
 会社の運動会が9割とかなり多いです。
 大体トータルで相談がありまして、
 会場探しから企画、運営、道具の調達などをします。運動会の盛り上げを手伝ったり、
 運動会の担当者になったので力を貸してくださいという依頼もあります。
 種目は、どういうテーマ、課題で運動会をするか?によって提案します。
 例えば、コミュニケーション強化の場合は、声をなるべく出す種目や、
 チームワークが求められるもの、大縄跳びやムカデ競争、綱引きなどを、
 要所要所で入れていきます。」

運動会を盛り上げる曲のセレクトも、プロデュースするという米司さん。
運動会の運営には絶対の自信を持っています。
しかし、起業してからはないことばかり、沢山のハードルがあったといいます。

「私の場合、最初に6つの「ない」という壁に当たりまして…
 まずは、仕事がない。最初誰も耳を傾けてくれず、0件でスタートして、
 それが5件、10件と年々増えていきました。
 最初は依頼が0件なので、もちろんお金はない状態です。
 色々とアルバイトをしながら続けてきて、
 運動会を初めてやることになった時、今度はやり方が分からない。
 学校の先生にやり方を聞くことからはじめました。
 次に、運動会の道具もない。結構特殊なので中々借りれませんでした。
 そして、道具が増えていったら、次は置き場がない。
 住んでいたアパートのベランダが道具だらけになって、
 近所から色んな目で見られました。
 その次に、スタッフがいない。友達や兄弟をかき集めて最初は運営をしていました。」

そんな「ない」だらけの状況で、なぜ運動会にこだわり、
そして、なぜ成功することが出来たのでしょうか??

「諦めなかったことは、今がある一つの理由で、
 最初に運動会をやった時にこれは本当に素晴らしいと思って、
 これをやることが自分の使命だと思ったんですね。これで挫けずずっとやってきて、
 ウチで働きたいという人がでてきたのもここ最近ですね。」

企業のニーズを掘り起こすことに成功した米司さん。
なぜここまで、運動会が求められているのか?伺いました。

「運動会の持っている要素として、教育的要素もありますが、
 問題解決の力がすごくありまして、一つコミュニケーションや、
 団結力、チームワークなどがイメージしやすいんですが、
 今の会社事情、ITが進化して成果主義になって、コミュニケーションが希薄と言われ、
 ダイバーシティや働き方改革が叫ばれる中で、
 リアルなミュニケーションが見直されているのが大きな要因だと思います。
 例えば、会社の人数が何百人、何千人といて、パーティや旅行など、
 一堂に集めるイベントって難しいと思うんです。
 運動会であれば一日でサクッと出来たり、参加型のイベントでもありますし、
 あとは年齢、性別、体力が違う人どうしてもでできるイベント、
 スポーツという意味でも運動会は非常に適していると思います。」

来週も、「運動会屋」CUO(チーフウンドウカイオフィサー)
米司隆明さんにお話伺います。
来週は、ニッポンの運動会を、、、なんと世界へ!?
次の狙いについても伺っていきます。

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