2017.08.22
コミュニケーションを学ぶ時代へ!
- 株式会社 空気を読むを科学する研究所
代表 - 清水建二
表情を読み取る技術で人のワクワクをつくる!
今回も先週に引き続き、
株式会社 空気を読むを科学する研究所 代表・清水建二さんにお越しいただきました。
1982年東京生まれ。東京大学大学院でメディア論やコミュニケーション論を学び、
その後、人間の感情を読み取る「顔面符号化システム(FACS・ファクス)」を習得。
日本で数人しかいない認定FACSコーダーとして、
空気を読むを科学する研究所を設立し、現在、防衛省や民間企業の研修、
コンサルティングなどで活躍されています。
コンマ数秒だけ、人間の本当の感情が表情に現れる、微表情を読み取って、
感情を知るFACSコーダー。公安系の機関だったり、防衛省だったり、
様々な企業、役所、省庁などに研修コンサルタントをしているそうです。
今後どんなことをやっていきたいのか、伺いました。
「人がワクワクすることをやりたいと思っています。
今、表情を認識してくれるアプリ、カメラがあるんですね。
例えば、スマホで今日疲れたなぁと思いながら検索していると、
スマホが自分の表情から感情を読み取って、あなたは今こういう気分だから、
だからこういうお店に行ったら楽しくなれるということを提案してくれるとか、
疲れて家に帰ってきた時に、家に設置しているカメラが感情を読み取って、
今のあなたの感情に合うコーヒーはこれです!とつくってくれたり。
5年以内に、早ければ来年にもできているかもしれません。」
更に今後、様々なところで活用されると清水さんは言います。
「セキュリティ関係ですね。例えば、空港とかに人の感情を読み取るカメラを設置して、
これから何か危ないことをしようとしている人間を点灯させて、
警官がそこに急行して職務質問するとか、
安全安心に繋がるような使い方もできます。
あと、リーダー研修でどう使っているかという例を挙げると、
部下が失敗して、上司として叱らないといけない時に本当に反省しているのかと。
すごく反省しているのにガミガミ言ったら、それは効果的ではありません。
逆に反省していなければ言わなければなりません。
その相手の感情の程度、反省の程度を見て言わないか、言うべきか。
一つテクニックを紹介すると、相手の眉毛が下がり始める、
眉間にシワが寄るという表情ですが、これは集中する時にこういう顔になります。
例えば、二日前のご御飯何食べたか思い出そうという時にそういう顔になります。
だからしゃべっている時に相手の眉間にシワが寄ったら、
この人は今私の話しを理解していないなと。
ちゃんとゆっくり説明し直さなきゃなとか、相手に質問を振って、
今何が理解できないか聞いてみたり、そういう技術に使えますね。」
この「微表情を読みとる」ことが需要として増えている現状について、
清水さんはこんなことを感じています。
「おそらく今までコミュニケーションって、時間とお金をかけて学ぶものではなくて
自然にできるものだと思われていたと思います。
ただ最近、微妙なコミュニケーションだったり、
パソコンやスマホを見ながらしゃべっちゃう、
つまり人の顔を見ないでコミュニケーションする機会が増えて、
もしかしたら読み取る能力が弱くなってきているのかもしれません。」
二週に渡り、株式会社 空気を読むを科学する研究所 代表
清水建二さんのインタビューお届けしました。
清水さん、ありがとうございました。
株式会社 空気を読むを科学する研究所 代表・清水建二さんにお越しいただきました。
1982年東京生まれ。東京大学大学院でメディア論やコミュニケーション論を学び、
その後、人間の感情を読み取る「顔面符号化システム(FACS・ファクス)」を習得。
日本で数人しかいない認定FACSコーダーとして、
空気を読むを科学する研究所を設立し、現在、防衛省や民間企業の研修、
コンサルティングなどで活躍されています。
コンマ数秒だけ、人間の本当の感情が表情に現れる、微表情を読み取って、
感情を知るFACSコーダー。公安系の機関だったり、防衛省だったり、
様々な企業、役所、省庁などに研修コンサルタントをしているそうです。
今後どんなことをやっていきたいのか、伺いました。
「人がワクワクすることをやりたいと思っています。
今、表情を認識してくれるアプリ、カメラがあるんですね。
例えば、スマホで今日疲れたなぁと思いながら検索していると、
スマホが自分の表情から感情を読み取って、あなたは今こういう気分だから、
だからこういうお店に行ったら楽しくなれるということを提案してくれるとか、
疲れて家に帰ってきた時に、家に設置しているカメラが感情を読み取って、
今のあなたの感情に合うコーヒーはこれです!とつくってくれたり。
5年以内に、早ければ来年にもできているかもしれません。」
更に今後、様々なところで活用されると清水さんは言います。
「セキュリティ関係ですね。例えば、空港とかに人の感情を読み取るカメラを設置して、
これから何か危ないことをしようとしている人間を点灯させて、
警官がそこに急行して職務質問するとか、
安全安心に繋がるような使い方もできます。
あと、リーダー研修でどう使っているかという例を挙げると、
部下が失敗して、上司として叱らないといけない時に本当に反省しているのかと。
すごく反省しているのにガミガミ言ったら、それは効果的ではありません。
逆に反省していなければ言わなければなりません。
その相手の感情の程度、反省の程度を見て言わないか、言うべきか。
一つテクニックを紹介すると、相手の眉毛が下がり始める、
眉間にシワが寄るという表情ですが、これは集中する時にこういう顔になります。
例えば、二日前のご御飯何食べたか思い出そうという時にそういう顔になります。
だからしゃべっている時に相手の眉間にシワが寄ったら、
この人は今私の話しを理解していないなと。
ちゃんとゆっくり説明し直さなきゃなとか、相手に質問を振って、
今何が理解できないか聞いてみたり、そういう技術に使えますね。」
この「微表情を読みとる」ことが需要として増えている現状について、
清水さんはこんなことを感じています。
「おそらく今までコミュニケーションって、時間とお金をかけて学ぶものではなくて
自然にできるものだと思われていたと思います。
ただ最近、微妙なコミュニケーションだったり、
パソコンやスマホを見ながらしゃべっちゃう、
つまり人の顔を見ないでコミュニケーションする機会が増えて、
もしかしたら読み取る能力が弱くなってきているのかもしれません。」
二週に渡り、株式会社 空気を読むを科学する研究所 代表
清水建二さんのインタビューお届けしました。
清水さん、ありがとうございました。