11月のゲスト【小松成美さん】その?
『SHOWROOM主義』は、夢を追いかける人を、リスナーの皆さんと一緒に見守り、応援していく番組。
今月のゲストはノンフィクション作家の小松成美さん。
話題作『M 愛すべき人がいて』について、お話を伺っていきます！
『M 愛すべき人がいて』を読んだ前田代表は、登場人物である浜崎あゆみさんの凄さもさることながら、小松さん目の前に映像が浮かんでくるような文章にストーリーテリングの力を感じたといいます。原体験をベースにしたフィクションはリアリティーがあるため、人の心に刺さるストーリーの種類の一つだと分析すると、小松さんから「嬉しい！」との声が。
ライター業を30年やってきた小松さんですが、「なんであんな有名人に取材で来たの？」「あの人からこんな話どうやって引き出したの？」と聞かれることが多かったのだと言います。インタビューをする自分、相手を分析する自分、それを映像化する自分、それを文字にする自分…というように自分の中にまた別の自分が4，5人いる感覚があるのだそう。ノンフィクション作家ということもあり、インタビューすることに目を向けられがちで、ストーリーテリングのことを褒められたのは今日が初めてだったと喜んでいらっしゃいました！
そして小松さん、「その人の話を少し聞けばストーリーができる」と語り、前田代表と話した数分の間にも「今もちょっとできています」とのこと！
子供時代に大人にならなきゃいけなかった事情から、孤独を持っている人の強さがあり、そして今たくさんの人が集う場所を作って…と小松さんに分析された前田代表は、小松さんの中の世界観の空想が出来上がっていく過程を実際に聞いて感動していました！
また、小松さんならどう前田代表自身を描くのか、興味があるようでしたね！
話はさらに『M 愛すべき人がいて』の制作裏話に！
この本を執筆するにあたり浜崎さんと松浦さんに取材した際に、まっすぐな意志を感じる浜崎さんが過去の恋愛の話になると一瞬にして少女の顔になったことから、「松浦さんに会う直前の浜崎さんからこの物語を書こう」と決めたのだと語ります。
浜崎さんは松浦さんに出会い恋をしたことで、信じられないスピードで歌唱法など技術をレベルアップしていきます。「好きになった人に認められたい」「好きな人を喜ばせたい」という気持ちがあったことを聞いた小松さんは、好きな人のためなら限界の壁なんて容易に超えていけるのだと感じたと話します。執筆中はそんな浜崎さんを尊敬していたからこそ、誰もが認める原稿・文章を書かなければならないというプレッシャーの中でも、書く喜びは失われなかったと語ってくださいました！
また、執筆中は浜崎さんになり切って、入り切って書いていたため、色んな事の詳細を書きたくなりがちだったそうで、そういう時に担当の編集者の方に「ここは読者にとって邪魔なエピソードです」と赤を入れられて気づく、ということもあったのだそう。
小松さんと担当編集者さんの絆に、前田代表も自身の著書の担当編集の箕輪さんとの関係を語り、「一緒にいることで潜在能力が引き出される」という作家と編集者の関係性を明かしました！
来週はどんなお話が飛び出すのか…お楽しみに！