ON AIR REPORT オンエアレポート

11月16日 スペイン

14/12/31


11月第3週は、11月生まれの音楽家の中から、スペインのホアキン・ロドリーゴ(1901-1999)を特集してお送りしました。ロドリーゴといえば20世紀のスペインを代表する盲目の作曲家、ピアニスト。スペインらしさに加え、作曲の師であるデュカスから受け継いだフランス音楽の影響もあり、旋律的で色彩感豊かな音楽が特徴です。ロドリーゴの代表作は、やはり《アランフェス協奏曲》でしょう。スペイン近代音楽ならびにギター協奏曲の傑作として広く知られています。特に第2楽章はポピュラー・クラシックとして編曲される機会も多いので、耳にする機会も多いのではないでしょうか。そんな中から、ジャズアレンジのチック・コリアによる《スペイン》もお聴き頂きました。クラシックの名曲が、いろいろなジャンルで編曲・アレンジされることはよくありますが、やはり原曲がもつ力が原動力になっているのかもしれませんね。

【オンエア楽曲】
♪M1 ロドリーゴ《アランフェス協奏曲》より第1楽章
 ギター:ナルシソ・イエペス、指揮:ガルシア・ナバロ、フィルハーモニー管弦楽団
♪M2 ロドリーゴ 《恋のアランフェス》
 歌:サラ・ブライトマン
♪M3 チック・コリア《スペイン》
 ピアノ:ミッシェル・カミロ、ギター:トマティート