ON AIR REPORT オンエアレポート

11月9日 ピアノ協奏曲

14/12/31


11月第2週は、ブラームス(1833-1897)とラフマニノフ(1873-1943)のピアノ協奏曲第2番をご紹介しました。ともに11月9日に初演されたというつながりがある作品です。両作品ともピアノ協奏曲の傑作として広く知られているのではないでしょうか。ブラームスの2番は、円熟期・全盛期の代表作であり、ブラームスの作品の中でも最も有名な曲のひとつに数えられるでしょう。ラフマニノフの方は《交響曲第1番》が酷評に終わった事で、一時自信喪失に陥り、創作ができない状態となっていたと言われますが、そのスランプから抜け出し復活を果たすきっかけとなった作品としても知られていますね。僕も来年3月22日の「横山幸雄4大ピアノ協奏曲」で演奏する予定ですので、どうぞお楽しみに!

【オンエア楽曲】
♪M1 ブラームス《ピアノ協奏曲 第2番》より第1楽章
 ピアノ:ルドルフ・ゼルキン、指揮:ユージン・オーマンディ、フィラデルフィア管弦楽団
♪M2 ラフマニノフ《ピアノ協奏曲 第2番》よりセ第1楽章
 ピアノ:セルゲイ・ラフマニノフ、フィラデルフィア管弦楽団、指揮:レポルド・ストコフスキー