1月26日 モーツァルト
14/04/15
1月最終週は、1月27日生まれのモーツァルト(1756〜1791)を久々に特集しました。ハイドン、ベートーヴェンと並び、ウィーン古典派三大巨匠の一人として活躍しました。幼い頃より神童として知られ、35年という短い人生で、未完成の断片も含めるとピアノ曲から交響曲、オペラまで幅広いジャンルに700曲ほどの作品を遺しています。35年という短い人生ですが、モーツァルトの生涯は大きく、生まれ故郷で過ごしたザルツブルク時代と20代後半からのウィーン時代に二分されます。ウィーンでは教会や宮廷に属することなく、フリーの音楽家として演奏会、オペラの作曲、レッスン、楽譜の出版などで生計を立てていました。日中は弟子たちのレッスンに費やされ、夜は毎晩のようにサロンでの演奏。という具合に大変過密なスケジュールを送っていたようです。オペラ《フィガロの結婚》、《魔笛》など成功を収めたものの、晩年は徐々に人気に陰りもみえ、生活も楽ではなかったようです。そしてモーツァルトの病気とその突然の死について真相は今なお解明されておらず、諸説あるようです。ご紹介した作品は20代前半で作ったソナタと、ウィーン時代、モーツァルトが最も成功を収めていた頃に作った協奏曲です。
【オンエア楽曲】
♪M1モーツァルト《ピアノ・ソナタ 第8番 K310》より 第1楽章
ピアノ:横山幸雄
(2013年9月の「ベートーヴェンプラス」@東京オペラシティコンサートホールでのライブ録音より)
♪M2モーツァルト《ピアノ協奏曲 第20番 K466》より 第2楽章
ピアノ:フリードリヒ・グルダ
指揮:クラウディオ・アバド、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団