11月24日 ウェーバー
13/12/31
11月最終週は、11月生まれの作曲家の中からドイツのカール・マリア・フォン・ウェーバーを取り上げました。初期ロマン派を代表する作曲家であり、同時にピアニスト、そして指揮者として活躍しました。作曲の中心はオペラ作品で、ウェーバーの作品中最も成功した作品、オペラ《魔弾の射手》は大変有名ですね。またピアノ曲では《舞踏への勧誘》が最も広く知られた作品ではないでしょうか。後にベルリオーズが管弦楽に編曲しています。ウェーバーは実は音楽史においても重要な存在です。といのも、例えば現在のような指揮棒を使った指揮を始めたのもウェーバーが最初だと言われていますし、オーケストラの楽器の配置を今のような形に定めたのもウェーバーだそうです。ピアノ曲ではあまり多くは知られていませんが、最後にお聴きいただいたコンチェルトからは、ピアニストとしての技量を十分に持ち合わせた作曲家であったことが伺えますね。いかがでしたか?
【オンエア楽曲】
♪M1 ウェーバー(タウジヒ編曲)《舞踏への勧誘》
ピアノ:ニキタ・マガロフ
♪M2 ウェーバー《魔弾の射手》より<狩人の合唱>
指揮:ロフル・ロイター、ベルリン国立劇場管弦楽団、ベルリン国立歌劇場合唱団
♪M3 ウェーバー《ピアノとオーケストラのためのコンチェルト・シュトゥック》 第2楽章
指揮:ミハイル・プレトニョフ、ロシアナショナル管弦楽団