ON AIR REPORT オンエアレポート

1月2日 「ニューイヤーコンサート」!

11/01/22


あけましておめでとうございます! 2011年になりました。
今年も、この番組ではクラシックの魅力について、たっぷりとご紹介していきますので
どうぞ宜しくお願い致します。

今夜は、新年の幕開けとして「ニューイヤーコンサート」をテーマに、シュトラウスのワルツをいくつか聴いて頂きました。

ご紹介した曲は、ワルツの代名的作品で、ニューイヤーコンサートのアンコールの定番曲としても広く親しまれている、<美しき青きドナウ>、そして<ラデツキー行進曲>です。

●ところで本家本元、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の「ニューイヤー・コンサート」とは・・・
・ 毎年1月1日の正午からウィーン楽友協会の大ホールで行なわれるコンサート。
・ 演奏曲は、シュトラウス一家のワルツやポルカが中心。
・ 指揮者は、まさに「旬」の指揮者が選ばれ、世界中の注目が集まる。
・ 曲目の選定はヨハン・シュトラウス協会会長やシュトラウス研究家などが集まって行われている。
そこで決まった提案を指揮者とウィーン・フィルに送付し、この両者で検討される。
・ アンコールとして演奏される定番曲は<美しき青きドナウ>(ヨハン・シュトラウス2世)、そして<ラデツキー行進曲>(ヨハン・シュトラウス1世)。

というわけで、いよいよ2011年の幕開けとなりましたが・・・
今年は生誕200年を迎えた「フランツ・リスト」イヤーです!番組では、生誕200年を記念して、リストにまつわるエピソードや曲を、年代をおって少しずつご紹介していきます!

●今夜は、「リストコーナー」第一回目として、リストの幼少期〜青年期にかけてのエピソードをご紹介しました。今夜は、第一回目ということで、リストの代表作品、<ラ・カンパネラ>を聴いて頂きました。

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* フランツ・リストは1811年10月22日に、ハンガリーのライディング(ウィーンから馬で2、3時間のところ)というハンガリー領の小さな村で生まれた。そこで9年間を過ごす。
* 1820年、リスト9歳の時に、初めての公開演奏会。
* 1822年、リスト一家はフランツに正規の音楽教育を受けさせるためウィーンへ移住する事を決意。ウィーンにおいてリストはチェルニー、サリエリから教育を受ける。特にチェルニーに師事したことは、その後のヨーロッパ全土への進出に大きな助けとなった。
* 同年、11歳でウィーンでデビュー、その後積極的に公開演奏会、私的演奏会を行う。
* 13歳で自作のオペラ、《ドン・サンシュ》をパリで初演。
* 15歳で最初の重要な作品《12の課題による練習曲集》(S.136)を作曲。
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●来週は2010年12月31日〜2011年1月1日にかけておこなった「横山幸雄ジルベスター・コンサート」の振り返りをしたいと思います。どうぞお楽しみに!


〜オンエア楽曲〜
♪M1 ヨハン・シュトラウス2世 「美しき青きドナウ」/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
♪M2 ヨハン・シュトラウス 1世 「ラデツキー行進曲」/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
♪M3 フランツ・リスト「ラ・カンパネラ」/横山幸雄