ON AIR REPORT オンエアレポート

2月7日 ピアノでめぐり逢い ゲスト:森麻季さん

10/02/08


横山幸雄です。

今夜も素敵なゲストに来ていただきました。
プラシド・ドミンゴ世界オペラコンクールをはじめ、多数の国際コンクールにおいて、
上位入賞を果たされるなど、国際的に活躍されている方、
オペラ歌手の森麻季さんです。

森さんは、もともとピアニストを目指していたそうです。
芸大修了後、イタリア(ミラノ)、ドイツ(ミュンヘン)に留学されています。
また、1998年、プラシド・ドミンゴ世界オペラコンクールでの入賞は、
森さんにとって一つの転機になったそうです。
 
今日は、昨年10月に山口で森さんと僕で共演した、
リヒャルト・シュトラウス ≪4つの最後の歌≫より第3曲<眠りのとき>を
お届けしました。

そんな森さんと、
ショパンの25〜26歳にかけての作品<ノクターン 作品27−1>にのせながら、
ショパンのヒストリーを振り返りました。

その頃、マリア・ヴォジンスキにすっかり心を奪われたショパンでしたが、
1835年10月にパリへ戻ってからは、それまでの疲労がたたり、病で寝込んでしまいます。
ぱったり姿を現さなくなったショパンを人々は心配し、
パリでは「ショパンが死んだのでは?!」との噂が流れたほどでした。
このノクターン(第7番)作品27−1は、数あるノクターンの中でも、
完成度が非常に高い作品で、陰影に富む美しさと同時に、中間部にはfffが用いられるなど、
激しさも持ち合わせています。この頃のショパンが経験した様々な出会いと別れ、そして恋…。
それがこの曲の創作につながったのかもしれませんね。

さて、今日のゲストのオペラ歌手、森麻季さん。
今年2010年も演奏会が目白押しです。

2月13日 町田市民ホール 
2月23日 鹿児島〜佐賀〜北九州 
3月13日 立川市市民会館
3月20日 八ヶ岳音楽堂
4月 9日 東京ニューシティ管弦楽団 「第九」 東京芸術劇場
4月17日 入間市市民会館
4月24日 取手市民会館

そして、トリノ王立歌劇場「ラ・ボエーム」
5月  イタリア・トリノ公演!!
7月25日 神奈川県民ホール
7月28日、31日 東京文化会館

僕とのデュオの予定は…
6月19日 熊谷文化創造館、7月には逗子で予定しています。

是非足を運んでみてくださいね。

来週もお楽しみに!