ON AIR REPORT オンエアレポート

12/20 ピアノでめぐり逢い

09/12/21


横山幸雄です。
いよいよ今週はクリスマスですね!
僕のクリスマスは、26日の公演に向けて練習の日々ですが、
終わったら是非改めてお祝いしたいものです。

さて、今夜も、先週に引き続きチェリストの古川さんをお迎えしました。
古川さんはクラシックにとどまらず、ポップスやジャズ、タンゴなどジャンルを超えて、
いろいろな音楽をカヴァーしたり、
邦楽とのコラボレーション「古武道」としての活動もなされるなど、幅広く活躍されています。
そんな古川さんとともに、今週も生演奏をお届けしました。

そして、生誕200年を迎えるショパンのコーナーでは、
ショパンの<スケルツォ第1番 ロ短調 作品20>にのせて、ショパンの歴史を振り返りました。

スケルツォとは、もともと「冗談のような」「ふざけた」という意味ですが、
ベートーヴェンなどの交響曲やソナタの楽章として用いられていました。
ショパンはそれを独立して用いて、表現の幅が広い、
劇的な効果を生み出すような音楽にしたんですね。
このスケルツォは、ポーランドを離れたショパンが最初に手掛けた
ピアノ独奏の大きな曲になっています。

ショパンの手にかかると、もともとの「冗談のような」「ふざけた」という意味からは
ずいぶん離れているような気がしますよね。

来週は、ショパンのことをより深く、お話したいと思います。
お楽しみに!