ON AIR REPORT オンエアレポート

10/11(日)ヴァイオリニストの矢部達哉さんと共演しました!

09/11/19


番組の記念すべき初のゲストは・・・ヴァイオリニストの矢部達哉さん!!
モーツァルト作曲
<ヴァイオリン・ソナタ ト長調 K.301> より第一楽章を共演しました。

この曲は、1778年(モーツァルト22歳)に作曲された6曲(K.301〜K.306)からなる
「マンハイム・ソナタ」と呼ばれるヴァイオリン・ソナタ群の第一曲目です。
モーツァルトが就職先を求めて母親と一緒にマンハイムからパリへと旅行したとき、
マンハイムでシュスターという作曲家によるヴァイオリンソナタに出会います。
その作品に感銘を受けたことが、モーツァルトがヴァイオリン・ソナタを書くきっかけになったと
考えられています。


さて、そんなモーツアルトの曲も素晴らしいですが、
番組では、今週、矢部さんとともに、ショパンの幼少期からの歴史を振り返りました。

ポーランド生まれたショパンは,幼少期からピアノの腕前はもちろん、
作曲にも秀でていました。
なんとショパンの最初の作品は7歳の時のものなんです!
これがいま残っているものの中では,最初の作品だと考えられています。

この<ポロネーズ 第11番 ト短調>
みなさん、普段の演奏会では,なかなか聴く機会もないと思いまして、
番組で生演奏をお届けしました。
いかがでしたでしょうか?

ショパンの充実期に作られたポロネーズ(第1番から第7番)とはまた雰囲気が異なりますよね!
自分で楽譜を書いたのではなく、
ショパンが弾くのを,父親とピアノ教師が書き取ったものであるらしいですが、
7歳で作った曲とは思えないほど素晴らしく、神童ぶりが伺える作品です。

ちなみに、「ポロネーズ」とは、
ポーランドに伝わる舞踊リズムです。
基本的に3拍子で2拍目にアクセントがくる形で、
ショパンは生涯でこのポロネーズを18曲を作っています。
実は、当時のショパンにまつわる記事のなかに、ショパンのことを「民族音楽作曲家」と
紹介しいるものもあるんです。
それほどショパンと「ポロネーズ」とは関係が深いんですね。

来週も矢部達哉さんとこの番組のためだけに共演します!おたのしみに!

                                    横山幸雄