ON AIR REPORT オンエアレポート

入魂のショパン2017ライブ音源独占放送!

17/06/19


こんばんもお聴きいただきありがとうございます。
今夜は、2017年の上半期を振り返って、5月5日の入魂のショパン2017のライブ音源でお楽しみいただきました。

まだ1か月あまりしかたっていないので、記憶も新しく、ライブ会場の余韻をお届けできたらと思います。

M1 ショパン 《12のエチュード op.10》より第1番〜
M2 ショパン 《2つのノクターン op.27》より 第2番
M3 ショパン 《ピアノ・ソナタ 第2番「葬送」 op.35》より 第1楽章
M4 ショパン 《ポロネーズ第5番 op.44》
すべて2017年5月5日 東京オペラシティコンサートホール「横山幸雄・入魂のショパン2017」のライブ音源

8回目の入魂のショパン。
今回、第1部は二つの《12のエチュード》全24曲演奏する、という稀な内容でした。
「冒頭から難しい曲だとプレッシャーはありますが、長い演奏会では、これが終われば・・という思いがあり、難しい曲が残っているというそわそわがない、とよいように考えます。8回目なので落ち着いて始められたかなという気がします。」と横山さん。

また今回は、第1部と5部は比較的新しい10数年前に制作されたニューヨーク・スタインウェイが初登場。
第2部から4部は、おなじみの40年前のニューヨーク・スタインウェイで演奏しました。「音色の違いも楽しんでいただけたと思います。」
今回、その第2部から4部は、20代半ばから後半のショパンの作品を番号順に演奏しました。
ちょうどパリで頭角を現し、時代の寵児となっていったころ、ジョルジュ・サンドと出会い、パートナーとなっていった時期です。
その作品群は、おだやかさとドラマティック、2つのキャラクターが交錯しています。
今夜はおだやかで美しいM2、どちらかというと短い作品が多いショパンが気合いを入れて書いたソナタ(M3)、ドラマティックなM4、
さまざまな演奏会のシーンをお楽しみいただきました。
8年前と比べると、今は以前より落ち着いてショパンに帰って来るという気持ちで演奏している横山さんでした。

9月には、同じ東京オペラシティでベートーヴェンプラス。こちらもご期待ください。

来週は、元ポーランド大使館のマルタ・カルシさんをお迎えする予定です!お楽しみに。