ON AIR REPORT オンエアレポート

「ベートーヴェン・プラスVol.4」予習第一弾!

16/08/15


残暑お見舞い申し上げます。

9月22日に東京オペラシティコンサートホールで行う横山幸雄「ベートーヴェン・プラス VOl.4」。コンサートまでに3回の予習スペシャルを番組でもお送りする予定です。

2013年よりスタートした「ベートーヴェン・プラス」も今年で4回目となります。ベートーヴェンが生誕250年を迎える2020年に向かって年1回のペースで、作品番号が付けられて出版された全曲と、ベートーヴェンに関連する他の作曲家の作品をあわせて毎回テーマを決めて進めています。今年は、デビュー25周年なので豪華に、ベートーヴェンのピアノ協奏曲全5曲を演奏します。

共演は、トリトン晴れた海のオーケストラ。コンサートマスターは矢部達哉さん。指揮者なし、アンサンブルのスタイルでお送りします。

<今夜のプレイリスト>
M1 ベートーヴェン 《 ソナタ第5番 op.10-1》より 第1楽章 
横山幸雄(ピアノ)、2015年「ベートーヴェン・プラスVol.3」のライブ録音。

M2 ベートーヴェン 《ピアノ協奏曲 第1番》より第1楽章 
横山幸雄(ピアノ)、ジャパン・チェンバー・オーケストラ (2005年『ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集』のアルバムより)

M3 ベートーヴェン《ピアノ協奏曲第2番》より 第3楽章
横山幸雄(ピアノ)、ジャパン・チェンバー・オーケストラ (2005年『ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集』のアルバムより)

昨年の演奏会からお聴きいただいた「ピアノ・ソナタ第5番 作品10-1 」は、1795年〜97年、ベートーヴェンが25歳頃に作曲されています。
同じころ「ピアノ・ソナタ第4番」「ピアノ協奏曲第1番」「ピアノ協奏曲第2番」も書いています。耳の不調が現れる前の、若々しい、チャーミングな作品群。
「ピアノ協奏曲第1番」「第2番」は、出版の順番でこう名付けられていますが、作曲は、2番が先です。演奏の順番も悩むところですが、今回は、ベートーヴェンが堂々とした1番を自分の最初のピアノ協奏曲として世に出したいという彼の意思を尊重して番号通りに演奏します。

ベートーヴェンの時代は、ピアノという楽器が飛躍的な発展を遂げました。ピアノの魅力をベートーヴェンも感じながら作曲し、楽器製作者たちも競って開発しました。

来週、再来週は、先日の「ピアノでめぐり逢い トーク&ライブ・イン・大阪」の演奏を中心にお送りします。
ご応募、ご来場いただいたみなさま、ありがとうございました!
お楽しみに!