ON AIR REPORT オンエアレポート

5月15日は、5月生まれのブラームス特集!

16/05/16


こんばんは、今夜もお聴きいただきありがとうございました。

今回は、5月7日生まれのブラームスに注目しました。
1833年ドイツのハンブルクに生まれ、20歳で出会ったシューマンは、ブラームスの才能を高く買い、
世に紹介した恩師。シューマンは若くして亡くなってしまいますが、その後もブラームスは
シューマン一家との交流を続け、特にクララ・シューマンとは、深い絆で結ばれていました。

1862年29歳からウィーンに定住、39歳でウィーン学友協会芸術監督に就任しますが、
負担の重さに42歳で辞任。43歳でようやく「交響曲第1番」を書きあげます。

晩年は、室内楽の傑作、ピアノ作品の小品を残しています。
1896年にクララ・シューマンが亡くなると、
翌1897年4月3日、63歳で、ブラームスも肝臓がんで亡くなりました。

今回は、ブラームスの生涯の若年、熟年、晩年、3つの時代の代表作をお送りしました。

M1 ブラームス《ピアノ・ソナタ 第2番 op.2》より 第1楽章
   横山幸雄(ピアノ) 2014年9月「ベートーヴェン・プラス vol.2」@東京オペラシティのライブ録音

M2 ブラームス 《ピアノ協奏曲 第2番》 より 第1楽章
   ピーター・ゼルキン(ピアノ)、ユージン・オーマンディ(指揮)、フィラデルフィア管弦楽団

M3 ブラームス 《6つの小品》より第2番<間奏曲 イ長調>op.118-2
   横山幸雄(ピアノ)  この番組のための東京FMのスタジオでライブ収録

M1は、実際はブラームスが最初に作曲したピアノ・ソナタ。
出版に際して、クララ・シューマンに献呈しています。
ブラームスのピアノ・ソナタは若い頃に第3番まで作曲、後年は1曲も作っていません。

M2のピアノ協奏曲は、50分ある大作で、オーケストラもピアニストもここぞというときに演奏する
曲だそうです。横山さんは、デビュー5周年記念に、1番と2番の演奏会を行いました。

M3は、晩年の作品です。
18歳以前の楽譜はすべて破棄してしまったという1面も。年代によって作風がちがう作曲家です。

★セルヴィアーノ・グランド・ハイブリッドでこの番組のために横山さんが演奏した作品を
聴いていただくことができます。右側のバナーにぜひアクセスしてみてくださいね!