ON AIR REPORT オンエアレポート

4月生まれの作曲家、プロコフィエフに注目!

16/04/18


今夜もお聴きいただきありがとうございます!

今回は、4月23日生まれのプロコフィエフの作品をお届けしました!
セルゲイ・プロコフィエフ(1891-1953)は、ロシアを代表する作曲家の一人。
チャイコフスキー(1840-1893)、ラフマニノフ(1873-1943)、スクリャービン(1872-1915)の後輩、
ショスタコーヴィチ(1906-1975)の先輩にあたります。
ロマン派とモダンな音楽、両方の要素が感じられるのが特徴です。

<プレイリスト>
M1 プロコフィエフ 組曲《ロメオとジュリエット》ピアノのための10の小品op.75より
   第6曲<モンターギュ家とキャピュレット家> / アンドレイ・ガヴリーロフ (ピアノ)

M2 プロコフィエフ《ピアノ協奏曲 第3番》より第1楽章
  エフゲニー・キーシン(ピアノ)、クラウディオ・アバド指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

M3 プロコフィエフ 《ピアノ・ソナタ第7番》より 第3楽章
/ アンドレイ・ガヴリーロフ (ピアノ)

プロコフィエフは、交響曲、管弦楽曲、協奏曲、室内楽曲、ピアノ曲、声楽曲、オペラ、
映画音楽などあらゆるジャンルにわたる作品を遺していますが、
自身が優れたピアニストであったことから、ピアノ作品も多く、ピアニストの重要なレパートリーの一つとなっています。

横山さんがもっとも弾く機会が多いのは、2曲目にお送りした「ピアノ協奏曲第3番」。
不協和音の使い方が特長で、独特の響きに慣れると血が騒ぐ作品、だそうです。

プロコフィエフは、青年時代にロシア革命がおこり、祖国を脱出、日本にも一時滞在したことがあります。
その後、アメリカ、フランスと移り、1936年からは再びロシアで活動を始めます。
この時代のロシアの作曲家は、革命と戦争でたいへん苦労しました。
演奏や音楽が制限され、国外に脱出、ロシアに戻ってからも表現の自由があまりない、
そんな中での作品に、皮肉っぽさを感じると横山さんは話していました。

来週は、クラシック音楽の「エキゾティシズムー異国趣味」に迫ります!